
義実家で感じる“きょうだい差別”や“ひいき”。表立って否定されるわけではなくても、態度や言葉の端々から「比べられている」と感じてしまうことはあるかもしれません。
『義父母の義兄びいきにうんざり。先日義父が亡くなり、義兄が喪主を務めました』投稿者さんによると、葬儀の場で義母は「義父は喪主は長男がいいとずっと言っていた」「私のときも長男にお願いしたい」と発言。さらに親戚たちも「やっぱり優秀だな」と義兄を褒め称えていたそうです。一方で、そばで支え続けていた投稿者さんの旦那さんにはなんの言葉もなし。
義兄は旧帝大医学部卒の医師で、現在はガンを患う義母の様子も頻繁に見に行っているとのこと。もちろん頼りになる存在なのは理解しているものの、「今まで義母を気にかけていたのは、むしろ旦那さんのほうだった」と割り切れないようです。
『旦那も努力して大企業に勤めているのに、その努力を見てもらえていない気がしてイライラしてしまう』単なる嫉妬ではなく、“頑張ってきた旦那が正当に見てもらえていない”と感じることが、妻としてツライのかもしれません。
根強く残る「長男教」?
まず、「長男優先の家庭だったら仕方ない」という声が寄せられました。
『義母、親戚一同が長男教であるなら何を言っても変わらないよ』
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『優秀かどうかは関係なく、喪主は長男がやってもおかしくない』
『ガンなら、知識のある長男に頼るでしょう?』現実的に考えれば、医師である長男に病気の相談をするのは自然な流れかもしれません。また、だからこそ投稿者さんはラクできるのでは? という見方もありました。
『墓守りも法要も全部長男が中心になりそう。長男嫁だったら絶望感しかない』ひいきされる側には、期待や責任も集まるでしょう。そう考えると、「頼られすぎない立場がラク」とメリットと捉えてもいいのかもしれません。
距離を置くことでラクになる場合も
投稿者さんのモヤモヤに対して、「ムリに理解されようとしなくていい」という意見も目立ちました。
『そこまでモヤモヤするなら、疎遠にすればいいだけ』
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『差別は精神的に不健全なので、つき合うメリットは皆無。悪影響しかない』もちろん簡単に割り切れる問題ではありません。しかし、認めてもらおうと頑張り続けるほど苦しくなることもあるでしょう。
『「お兄さんにやってもらえばいいよ」くらいでいいのでは?』投稿者さんが義実家の評価基準を変えることは難しいでしょう。それならば、「自分たちは自分たち」と線を引くほうが、心が軽くなるかもしれません。また、「そもそも実害はない」という冷静な指摘もありました。
『暴言を吐かれたとか、お金を無心されたとか、そういう実害はあるの?』たしかに、義兄ばかり褒められるのは不快かもしれません。しかし、介護を押しつけられているわけでもなく、生活に干渉されているわけでもない。そう考えると、“感情面の問題”としてどう折り合いをつけるかが鍵なのかもしれません。
旦那さんが納得していればいい
ママたちは、旦那さん本人はどう思っているのかと聞きます。
『旦那さんが不満を感じていないなら、投稿者さんは見守るのみ』
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『旦那さんがイライラしていないなら別にいい』投稿者さんによると、以前それとなく話した際、旦那さんは「兄さんは実際に優秀だからしょうがない」と話していたそうです。葛藤はありつつも、ある程度受け入れている様子なのでしょう。だからこそ、妻だけが強く怒ってしまうと、かえって旦那さんを苦しめてしまうこともあるのかもしれません。
『この件は義実家のことなのだから、旦那さんに一任して投稿者さんは感情を出さないほうがいい』幼いころから積み重なった親子関係は、配偶者には見えない部分も多いものです。外から見れば不公平に見えても、本人なりの距離感や諦めがある場合もあるのでしょう。
夫婦で「自分たちの家庭」を大切に
最終的にママたちがたどり着いていたのは、「義実家より、自分たち夫婦を大切に」という考え方でした。
『投稿者さんは旦那さんといい家庭を作ることだけ考えればいいと思う』
『あなたが旦那さんを誇りに思っていれば、それが一番だと思いますよ』今、投稿者さんに必要なのは、「なぜ認めてくれないのか」を追い続けることではなく、“自分たちの幸せ”に目を向けることなのかもしれません。義母のなかで義兄が特別な存在であることは、おそらく今後も変わらないのでしょう。それでも、投稿者さんの旦那さんには、努力を認めてくれる妻がいる。家族のなかで安心できる居場所がある。そのことは、小さなことではありません。誰かと比べて評価される関係より、「あなたはあなたでいい」と言い合える家庭のほうが、ずっと穏やかで温かいものなのではないでしょうか。
文・岡さきの 編集・佐藤さとな イラスト・カヲルーン
