
Xで女性・子育て支援などを訴えていた、「中村りほ@立憲民主党」を名乗る女性政治家が架空の存在であることが判明した。なんでも立憲民主党の党員男性が生成AIで作った“フェイク”で、立憲の公認を得ての活動ではないことも確認されている。
つまりは男性が勝手に「中村りほ」なる女性政治家になりすまし、立憲民主党の名の下で政治活動を行っていたことになるが、選挙事情に精通する政治ライターによると、
「党員男性が問題のアカウントを立ち上げたのは2024年6月のことで、仮に虚偽事項を記載した上で選挙に立候補していたのなら公職選挙法に触れる可能性はあります。それ以前に、架空の政治家になりすましていた事態を重く見るべき。
そして、この非公認アカウントを立憲議員がフォローしていた事実も確認されています。立憲民主党として正式に対応すべき、有権者や国民に説明すべき問題だと思います」
事態が想像以上に大きくなったこと、また立憲の指摘を受けてか、現在は「中村りほ@立憲民主党」のアカウントは削除されている。しかし、この女性政治家の存在を信じてしまった、支持してしまった国民もいるかもしれない。イタズラでは済まない“デマ”を、なぜ男性はネット発信してしまったのだろうか。
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【政治家のタマゴ】名乗る男性のインスタ
一方で「中村りほ」の“中の人”とされる、自身も【政治家のタマゴ】と名乗る男性ユーザーのインスタグラムアカウントは現時点(8月20日)でも公開されたままだ。
元々は鉄道関係の趣味投稿が目立つアカウントだったが、2022年に地元とされる市議会議員候補の女性政治家との出会いが人生を変えたのかもしれない。【選挙の看板設置】と選挙活動を手伝ったことを報告。以後も同男性のXとされるアカウントでもたびたび、この女性政治家に関わる様子をポストしていた。
また立憲民主党の杉尾秀哉参議院議員、蓮舫参議院議員とのツーショットも投稿。以後から県議会議員選挙で男性候補の選挙運動に加わるなど、政治活動にのめり込んでいった様子が伺えた。
そして異様な投稿が繰り返されたのが、「中村りほ@立憲民主党」のアカウントが開設された2024年以降のこと。現中道改革連合の元衆院議員・五十嵐衣里(五十嵐えり)氏、同じく松下玲子氏。立憲の辻元清美参院議員、板津由華(板津ゆか)氏らの“似顔絵”を次々と投稿。いずれも生成AIを使用してのイラストに見える。
おそらく生成AIにハマったのだろう。女性をメインにした政治関連「ポスター」が投稿され、ついには立憲民主党“非公認キャラクター”とする女性キャラクターも生み出し、【萌えで立憲を元気に】なるコピーも添えている。
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そしてなぜか、部下である市役所幹部職員とラブホテルを利用したことで辞職。2026年1月の市長選で再選した、群馬県前橋市の小川あきら市長の演説予定スケジュールまで投稿。この男性の居住地は前橋市ではない。
【デマやめて!困っています。】
最新投稿は7月6日、やはりAIで作成したと思われる【県議会議員選挙 立候補検討資料】との自作ビラ。【弱者に寄り添うあたたかい県政へ】とのキャッチフレーズの横には、やさしく微笑みかける「中村りほ」にそっくりな“女性”が。
とにかく「女性政治家」への執着心が見て取れるようなインスタグラムだった。
そんな同男性自身も、自民党・高市早苗首相は就任する前の2025年9月には、【私自身についても「立候補するのではないか」との憶測が流れていることを耳にしております。】と、解散総選挙に出馬する可能性を問われたとして、
【デマやめて!困っています。】
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やはりAI生成された“困り顔の女性”を用いて否定。【今はまだ、自らの視野を広げ、多くを学ぶ「準備の時期」】と、この時点ではまだ自身が政治家になる時ではないともしていた。
AI技術が進化した今、一部では「政治家不要論」まで飛び出すほどに国民の政治への不信感は高い。もちろん「中村りほ@立憲民主党」のような、存在自体が“デマ”であるやり方は論外だが、いずれは本当にAI政治家が誕生する日も来るのかもしれない。
週刊女性PRIME
