
子どもが巣立つと、ママの生活は大きく変わります。毎日慌ただしくすごしていた頃とは違い、急に静かになった家に戸惑うママもいるでしょう。一方で、自分の時間が増えたことにホッとする気持ちを抱く人もいるかもしれません。
『子どもも大学や就職で離れてきています。旦那も帰りが遅いし、ひとりですごす時間も多くなりました。寂しさもありますが、同じ境遇の方はどうすごしていますか?』同じような状況を迎えたママたちから、さまざまなすごし方や本音が寄せられていました。
今のうちに稼ぐよ!
まず見られたのは、子育てが落ち着いて時間ができた分、働くという意見でした。
『仕事のシフトを増やして稼いでいる。そしてときどき、全国各地にいる友だちに会いに、旅行に出かけている』
『元気なうちにとにかく稼ぐ』教育費がひと段落しても、老後資金への不安は続きます。これまで子ども優先だった生活から、自分たちの将来に目を向けはじめる時期なのかもしれません。また、「自由につかえるお金を増やして楽しみたい」という前向きな声もありました。旅行や趣味への出費など、“子育て後の楽しみ”を見据えて働くママもいるのでしょう。
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片づけや掃除に没頭する人も
『とりあえず少しずつ掃除をしている』
『草むしり。家のなかにいてもダラダラゴロゴロしちゃうから、手っ取り早く庭に出る』これまで家族優先で後回しになっていた場所を整えたり、不要なものを減らしたり。それは単なる片づけではなく、これからの暮らしを整える作業でもあるのかもしれません。また、庭仕事や草むしりにハマる人も。子育てで精一杯だった頃は、ゆっくりとガーデニングをする時間もなかったのでしょう。無心になって体を動かせることが、気分転換につながるのかもしれません。
次々と押し寄せる現実
一方で、「悠長に寂しがっている余裕はない」という切実なコメントもありました。
『夫婦の老後を真剣に考えている。転勤族で家なし、将来住む場所すら決められない。実家はそれぞれのきょうだいが継ぐので戻れない。寂しいなんて思う余裕がない』
『あと数年で、夫婦ふたりと義母との生活になる。この家を出る妄想をはてしなくしている。ちょっと希望をもてる。普通に夫婦ふたりで暮らせる人が羨ましい。パートも辞められず、ラクにならない』
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新しい癒やしを見つけたよ
『うちは犬を飼って、子どものように可愛がっているよ。娘は独立しちゃったし、旦那は相変わらず仕事が忙しくて帰りは遅いし。かなり癒されています』ペットとの暮らしは、家の静けさを和らげてくれるのでしょう。世話をする相手がいることで生活リズムも整いやすく、気持ちに張り合いが生まれるかもしれません。また、「推し活」を楽しむという声もありました。ライブに行ったり、映画館へ足を運んだり、美容に時間をかけたり。これまで家族中心だった時間を、ママたちは自分のためにつかいはじめているようです。
子育てを終えてホッと一息
意外にもあったのは、「寂しいよりラク」という率直な声でした。
『ようやくふたりの子どもが家を離れました。寂しくなるかと思ったら、すごくラク! とりあえず終活も兼ねて片づけをしています。子どもふたりの住み家は、ライブに行くときの拠点になっている。これからは旅行もしたい』
『部屋も空いたから夫婦それぞれ個室になったし、ストレスも減った』
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『毎日まったり。夕飯も早くから支度しちゃう』子どもの生活リズムに合わせる必要がなくなり、食事や家事の負担が減ったことで、心に余裕ができたママもいるようです。
『まだ自立はしてないけれど高校生。塾で夜ごはんもいらないってことも多い。最近は映画館が新鮮でハマっている』
『カフェで読書する』そんな小さな楽しみを見つけながら、「これからの自分の人生」を少しずつ取り戻しているのでしょう。もちろん、ゴロゴロしたり、有料動画を見たりして終わる日もあるようです。しかし、それは「誰かのために動き続けてきた時間」の反動なのかもしれません。
子どもが巣立ったママたちは「これからの自分時間」と向き合いはじめているのでしょう。子育てが終わりではなく、新しい人生のはじまりだと考えると、少し違った景色が見えてくるのかもしれませんね。
文・岡さきの 編集・有村実歩 イラスト・猫田カヨ
