慰霊祭で追悼の言葉を述べる対馬丸記念会の比嘉正詔理事長(中央手前)=22日午前、那覇市 太平洋戦争中、沖縄から長崎に向かう学童疎開船「対馬丸」が米潜水艦に撃沈され、学童ら1400人以上が犠牲となった事件から22日で82年となった。那覇市で慰霊祭が開かれ、生存者や遺族らが犠牲者の冥福を祈った。
慰霊祭には約350人が参列し、慰霊碑「小桜の塔」の前で黙とうをささげた。対馬丸記念会の比嘉正詔理事長(83)は「私たちがなすべきことは、戦争の悲惨さと命の大切さを語り継ぎ、争いのない平和の願いを次世代につなげることだ」と追悼の言葉を述べた。
比嘉氏は、生存者である高良政勝前理事長(86)の退任に伴い、6月に就任した。高良氏は慰霊祭終了後、報道陣の取材に「戦争をしては駄目だ。戦争で得るものは何もない」と強調した。