
経済産業省が、2013年に設立された官民ファンド「海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)」の廃止に向けた調整に入ったことがわかった。巨額の公的資金が投じられてきた一方で、その成果をめぐってネット上では批判の声が相次いでいる。
クールジャパン機構の赤字は540億円に
「クールジャパン機構は、日本のアニメや食文化など魅力あるコンテンツを海外に広げることを目的に、安倍政権の肝いりで設立されました。所管の経済産業省は来年度の予算要求を見送る方針で、廃止となれば国が拠出した資金の一部が回収できなくなる可能性もあります」(全国紙記者)
新型コロナの流行による海外事業の不振も重なり、同機構の累計赤字は540億円に。2019年には、吉本興業とNTTの教育コンテンツ事業「ラフ&ピースマザー」に最大100億円の支援を決定したが、有料会員が伸びず不振に終わったことも赤字拡大の一因とされる。
こうした状況を受け、各界の著名人からも疑問の声が上がった。
『はじめの一歩』の作者・森川ジョージ氏は8月20日、自身のXで《ずいぶんお金かけたはずだったのに…。なんだったんじゃろうなあ》と投稿。
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『ファンタジー銀河』の著者・新井春巻氏も《現場のアニメーターに1円も届けられなかった組織が540億の赤字を垂れ流しながら消えた。540億あれば何本のアニメ映画作れたんだろうね》と嘆いた。
21日には、現代美術家の会田誠氏が《現代美術がほんの数百万円助成されただけで寄生虫扱いされるのにね…》と皮肉を交えて反応。さらに、小沢一郎前衆議院議員も《これだけ巨額の損失を出しても、誰も責任を取らない。結局、無駄にされたのは国民の血税》などと投稿し、政治的な責任の所在を問う姿勢を示した。
責任の所在はどこに?
「これまで巨額の税金が投入されてきただけに、クールジャパン機構の出資については責任の所在も含めて徹底した検証が必要でしょう。
今後の清算プロセスでは、投資判断の妥当性や組織運営の検証が不可欠で、失敗した案件の詳細をどこまで公表できるかが焦点となりそうです」(前出・全国紙記者)
廃止の方針を受け、SNS上でも批判の声が相次いでいる。
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《これ、誰が責任取るの?誰が計画して誰が決済してたの?》
《これだけの大失敗をしても誰も責任を取らないんだろうな》
《廃止だけで済むと思ってんのか?》
《税金で始めた投資が失敗しても損をするのは国民で、説明する人だけが消えていく》
《何が問題だったか?誰が責任を取るのかもちゃんと説明しないと》
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巨額の公的資金が投じられた「クールジャパン機構」。廃止を機に、これまでの投資がどのような判断のもとでおこなわれ、何が見落とされていたのか。積み上がった赤字をどうするのか――その責任が改めて問われている。
週刊女性PRIME

