
中身が空っぽの大きな水槽に150日かけて“本物の自然”を宿していく動画が、YouTubeに投稿されました。動画の再生数は記事執筆時点で13万1000回を超えており、2200件以上の高評価を獲得しています。
動画を投稿したのはYouTubeチャンネル「ZEROAQUAch」。アクアリウム関連の情報を発信しており、以前には金魚を導入したビオトープに突如現れた謎の黒い魚が話題となりました。
今回の舞台は120センチの大きな水槽。ここに自身が理想とする水景を築くため、まずは庭で「要」となる木とツルを採取しました。骨格として使うためしっかり煮沸し、アク抜きしておきます。
茶色いツルを庭木に巻き付けたら水槽内に設置。その足元には風山石を置きました。独特な質感が水槽内の景色全体に深みを与えてくれるそうです。
|
|
|
|
木と石、ツルだけの世界に底床としてソイルを投入。随所にウールを詰めてソイルが流出するのを防ぎつつ、水景の地盤を固めます。また、岩および流木専用の接着剤とコットンを組み合わせて、庭木と風山石を強固に接合しました。
太い庭木と細い庭木を併用して強弱をつけることで、自然な木立を構築。水槽の奥へと視線を誘導するように風山石を並べて「道」を作った後、前景にラプラタサンドを敷きました。最後に細かい風山石をあちこちに散らして自然な感じを出せば骨格の完成です。
ここでウィーピングモスやロタラ、ニューラージパールグラスを細かく刻み、湿らせた水槽内に配置。彩度が低めな世界に鮮やかな緑を加えました。水を張らずに高湿度の環境で水草を育てるドライスタートを行うため、天井に透明なシートを張って霧吹きなどで適宜水を与えていきます。
ドライスタートを始めてから41日後、植物は無事に活着したのでフィルターを通して注水。ある程度の水位になったら後景としてバリスネリア・エレクタを導入しました。その後、満水にすると一部の流木の固定が甘かったらしく、いくつか浮き上がってしまうというアクシデントが発生。この出来事を好機と捉え、浮き上がったものはあえて取り除きました。
満水にしてから数日後、内部のメンテナンスと合わせてレイアウトを一部調整しました。また、流木の隙間を埋めるように、ボルビティス・ヒュディロッティとブセファランドラ各種を植栽しておきます。しかし、注水開始から2週間後の4月11日に“厄介なもの”があちこちに繁殖してしまいました。
|
|
|
|
それは水景の天敵である藍藻です。対策としては遮光や薬品の投入などがあるものの、投稿者さんは水景への影響を考えて手作業で取り除くことを決意。石の表面をブラシで丹念に磨き、ホースを使って水中に散らばった藍藻を吸引していきます。
地道な作業を繰り返して藍藻と戦う間に、ロタラのトリミングも実施。切った部位を植える「差し戻し」を行うことで、ロタラの密度がさらに上がりました。また、水上にはアマゾンチドメグサを追加。藍藻の発生源である余剰な栄養分を吸収させるのが狙いです。
ろ材の入れ替えや水草のトリミングなど、単純ながらも大事なメンテナンス作業を繰り返すことが水景づくりの上で重要とのこと。日々積み重ねたことが、水槽内に「自然」として現れてくるそうです。
そして作業開始から150日後。追い求めた景色がついに完成しました。水草がほど良く密集していてメリハリのある状態は“水中にできた森”のようであり、主役として導入したアルタムエンゼルなどの熱帯魚たちがそんな森の中をゆうゆうと泳いでいます。
コメント欄には、日本語や英語などさまざまな言語で「とてもすてきなセットアップですね」「なんて美しい水槽」「とてもキレイなレイアウトですね」「相変わらずすてきすぎます……すごく憧れます!!」「すごすぎる。かけた労力と時間とお金が半端ない。自分には無理だなと再認識できた」「センスしかない」「わあ!」「見惚れてしまいます」と感想が寄せられています。
|
|
|
|
投稿者さんはYouTubeチャンネル「ZEROAQUAch」のほか、Instagram(@zeroaquach)やX(@zeroaquach)などで情報を発信中。癒やしをもらえるアクアリウムやビオトープ、それらを作り上げる様子などを見ることができます。
画像提供:YouTubeチャンネル「ZEROAQUAch」(@ZEROAQUAch)
|
|
|
|
|
|
|
|
Copyright(C) 2026 ITmedia Inc. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。

シャオミ、最大33%値上げへ(写真:ITmedia NEWS)29

ボルト超え ロボ運動会で新記録(写真:TBS NEWS DIG)33