最大震度7を観測した熊本地震の発生から28日で1カ月。今も残る地震で倒壊した家屋=27日午後、熊本県氷川町(小型無人機で撮影) 最大震度7を観測した熊本地震は、28日で発生から1カ月となった。記録的な暑さの中、なお2500人近くが避難所に身を寄せる。断水も解消されておらず、経済的な被害も深刻だ。復旧・復興に向けた取り組みは進むが課題は山積みの状態で、日常生活が戻る日はなお遠い。
熊本県災害対策本部によると、27日午後2時時点で死者は38人、重症者は33人。死者のうち2人は熱中症などによる災害関連死の可能性がある。
先月30日時点で415カ所に1万467人が避難していたが、11市町61カ所で2460人となった。このほかの在宅や車中泊での避難者については、各自治体が戸別訪問などでの把握に努めている。
住宅被害は4万2222棟で、内訳は全半壊4940棟、一部破損2万7248棟。いまだに1万34棟の分類が未確定だ。応急仮設住宅は既に着工しており、9月5日には入居が始まる予定だ。
ただ、生活再建の大きな障壁となっているのは水だ。上下水道の断水は月内に解消する見込みだが、八代市では、約4400世帯が生活用水とする井戸水に被害が出た。県は国と連携し対応を急いでいるが、全面復旧の時期は見通せない。

最大震度7を観測した熊本地震の発生から28日で1カ月。爆発事故で7人が死亡した「イオンモール熊本」に設けられた献花台に供えられた花=27日午後、熊本県嘉島町

最大震度7を観測した熊本地震の発生から28日で1カ月。爆発事故で7人が死亡した「イオンモール熊本」に設けられた献花台に供えられたメッセージや飲み物=27日午後、熊本県嘉島町