障がい者やシニアに新たな働き方提案、アンドエスティHD子会社が水耕栽培事業を始動

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2026年08月28日 12:41  Fashionsnap.com

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 アンドエスティHD子会社のWeOur(ウィーアー)が、年齢や障がい、ライフステージといった障壁を取り払い、働き方の選択肢を広げる取り組みとして無農薬の野菜を栽培する水耕栽培事業「エヴリーフ(EveLeaf)」を始動した。

 WeOurは、障がい者雇用の促進とサステナビリティ経営の加速を担うアンドエスティHDの特定子会社。グループ各社の店舗支援や事務サポートなどの業務を担うほか、ノーマライゼーションの理念のもと、多様な人材が個性や特性を生かして活躍できる新たな事業価値創出に取り組んでいる。
 事業開始の背景には、社会環境の変化がある。今年7月から民間企業における障がい者の法定雇用率が2.7%へ引き上げられたことに伴い、企業には「雇用の数」だけでなく、誰もが生き生きと仕事に取り組める「雇用の質」向上がより一層求められるようになった。また、近年の気候変動で露地野菜の供給が不安定化していることも問題視されている。こうした状況から、都市型水耕栽培の専門業者 OYASAIの協力のもと、エヴリーフを立ち上げた。WeOur社員は、希望に応じて業務の一環として水耕栽培に従事。現在は山形県にある同社のサポートセンターのみで設備を整え始動しているが、今後関東、関西、中国、九州など全国のサポートセンターに拡大する。

 エヴリーフの水耕栽培で作られた野菜はアンドエスティグループの事業や福利厚生として活用する。「ニコアンド(niko and ...)」がグループ創業の地である茨城県水戸市の千波公園でプロデュースしている公園事業「ニコアンド ベース(niko and ... BASE)」では、サウナ施設でハーブを使ったロウリュを提供。アンドエスティHDの社員カフェではサラダボウルを用意した。水戸市で年に一度開催する大型イベント「ADASTRIA BAZAAR!2026」では、「野菜マルシェ」として出店し、野菜を販売した。

 また、飲食事業「ゼットン」と連携したメニューの開発も計画。エヴリーフの発表会ではメディア関係者向けに水耕栽培で収穫した野菜を用いた特製メニューを振る舞った。この日提供したのは、パクチーとサンチュを使用した生春巻きと、春菊を使った「和タコス」、クレソンとケールを使ったぶっかけ蕎麦の3品。今後正式なメニュー化に向けて仔細を詰めていく。WeOurの高橋朗社長は「収穫量やスピードでは、本業の農家さんに勝つのは難しい。グループ内に飲食事業を抱える強みを活かして、協力しながらより多くの人に喜んでいただける事業に成長させていきたい」と語った。

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