
最近のおしゃれな制服、みなさんも見ることがあるのではないでしょうか。黒や紺一色ではなく、チェック柄のスカートや色のついたブレザー、赤や青のリボンなど、制服のデザインも多様です。さて制服は、冠婚葬祭でも着る機会があります。制服が華美な場合でも結婚式であれば悩むことは少ないでしょうが、問題は葬儀の場合です。
『お葬式の服装で制服はOKだよね? 制服が赤や緑や青のチェックとかでも大丈夫なの? たまに茶色のブレザーとかあるよね。リボンも赤や青もあるけれど』制服が華美な場合でも、お葬式に着て行っていいのでしょうか。
葬儀に制服はアリ、だけど…
多くの葬儀場のサイトでは、「学生は制服を着ていれば問題ない」としています。学校指定の制服であれば、基本的には制服を着用し、靴や靴下、髪型などをできるだけ落ち着かせる、という考え方が現実的でしょう。ただ制服やリボンなどの小物が派手な場合には、「そのまま着る方が正式な服装となる」とする意見と、「派手なリボンなどは外す」とする意見があり、明確に決まっているわけではありません。
実際にママたちはどうしているのでしょうか。
『ブレザーに赤のポイント刺繍があって、青のラインが入ったチェックのプリーツスカートだったけれど、普通に着せて行ったよ。アレンジするのは良くないかなと思って』
『学生は制服が正装だから大丈夫。でもリボンやネクタイが派手なら外す』
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『スカートは色があっても、上着が紺とか黒なら問題ないと思う。上着が濃い色でスカートが派手ならスカートだけ黒っぽいものをはかせる。上着が派手な色なら紺のセーターとかだけにする』学校指定の制服を葬儀のために着ることは非常識ではありませんが、気になる場合は少し地味にアレンジしてもいいのかもしれません。
そもそも「制服は正装」?
「制服は正装だから大丈夫」という価値観も人によってさまざまです。「正装」には、どんな場面でも共通するひとつの服装があるわけではありません。正装には「正礼装」「準礼装」などの区分があり、行事の性格や時間帯などによって適した服装が異なります。
学生の制服も「正装」や「第一礼装」などと言われますが、特に法律などで定められたものではなく、慣習的なものと言えるでしょう。学校によっては、入学式や卒業式などの正式な行事で制服を着用すると定めています。
参考:外務省「プロトコールの基本」
場の雰囲気を壊さず、敬意を示せる服装かどうか
葬儀という場では、全体として華美にならないよう配慮することが望ましいとされます。TPOに合わせた服装とは、その場の雰囲気を壊さず、参加者に敬意を示し、心地よい時間を共有するための「思いやり」のルールです。したがって、「制服は正装だから、赤や青のチェック柄でも絶対に問題ない」と断定するより、学校指定の制服を基本としながら、葬儀の場に合わせて全体をできるだけ落ち着いた印象にすると考えるのが妥当でしょう。
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文・岡さきの 編集・編集部 イラスト・善哉あん
