レーヴドヒロイン(写真奥、撮影:井内利彰) 下記でも紹介したグランエールはインゼルレーシングの所有馬。今年の2歳馬が好調で、デアグランツ(美浦・鹿戸雄一厩舎)が函館芝1800mの新馬戦を勝った後、コスモス賞も勝って連勝。まだ次走予定は発表されていないが、今後が楽しみな1頭だろう。
札幌芝1800mではシルバーウィル(栗東・松永幹夫厩舎)、新潟芝1600mではトップレイアー(栗東・大久保龍志厩舎)が新馬勝ち。グランエールもこれらに続くことができるか注目してみたい。
【9月5日(土) 阪神芝1400m】
◆レーヴドヒロイン(牝、栗東・橋田宣長厩舎)
半姉レーヴドレフォン(父ドレフォン)はダートで2勝、母系には2010年阪神JFでGlを制したレーヴディソール(父アグネスタキオン)がいる血統。本馬はセレクトセール1歳にて、3200万円(税抜き)で落札されている。
6月4日に栗東でゲート試験を合格した後、一旦放牧に出されて、8月12日にノーザンファームしがらきから栗東へ帰厩。8月26日のCWでの1週前追い切りにはレースでも騎乗予定の川田将雅騎手が騎乗。2歳新馬のミスティビーコン(母ミッキーポーチ)を追走して、楽な手応えで同入。6F時計は88.8秒と遅くなったが、ラスト2Fは11.5秒、11.4秒とこの母系から伝わったのではないかと思われる、素晴らしい切れ味を見せている。
◆ブロッサムスピア(牡、栗東・藤岡健一厩舎)
半兄に5戦4勝で現役を引退したブラックブロッサム(父キタサンブラック)、半姉に芝2000mで3勝を挙げたムーンライトナイト(父ステイゴールド)がいる。
6月10日にノーザンファームしがらきから栗東へ入厩して、ゲート試験合格後に放牧へ出して、というパターン。8月19日の坂路で4F53.0秒をマークしており、ある程度動くことは想定できたが、8月26日のCW追い切りが3F35.8秒、1F11.0秒と文句なしの時計。先週の新潟芝1400mを除外になってしまい、スライドする形だが、全く問題ないだろう。
【9月5日(土) 阪神ダート1400m】
◆オメガダフネ(牡、栗東・柴田卓厩舎)
おじにはダート交流GIの2012年ジャパンダートダービー、2013年川崎記念を勝ったハタノヴァンクール、母系には2010年天皇賞(春)でGIを制したジャガーメイル(父ジャングルポケット)がいる血統。本馬は今年の千葉サラブレッドセールにて、2700万円(税抜き)で落札されている。
6月25日に栗東でゲート試験を合格。その後、一旦放牧を挟んで、栗東へ再入厩して、坂路での追い切りを開始。8月27日は2歳新馬を追走して少し遅れはしたものの、手応えに余裕を残した状態で4F52.8秒をマーク。やればもっと動けそうな雰囲気を見せている。
【9月5日(土) 中山芝2000m】
◆グランエール(牝、栗東・高柳大輔厩舎)
半兄スカーフェイス(父ハーツクライ)は大阪城Sでリステッドを勝つなど、芝で5勝を挙げている。おじには2005年天皇賞(春)でGIを制したスズカマンボ(父サンデーサイレンス)がいる血統。
本馬は6月17日に栗東でゲート試験を合格。その後、山岡トレセンに放牧に出されて、8月14日に栗東へ帰厩。8月26日のCW追い切りには田口貫太騎手(レースは武豊騎手)が騎乗して、6F84.4秒と全体時計はさほど速くなかったが、ラスト1Fは11.1秒の伸び。上々の動きを見せている。
(取材・文:井内利彰)