女性から「ダサい認定」される40代・50代男性の“イキりファッション”が絶滅しないワケ。「女性側の発言」も要因の1つだった?

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2026年09月01日 16:01  日刊SPA!

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※画像はイメージです。生成AIを使用しています
―[ゼロ恋愛 〜経験値ゼロから学ぶ恋愛講座〜/堺屋大地]―
 こんにちは、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地です。

 筆者はLINE公式サービスにて計1万件以上のチャット恋愛相談を受けてきました。また知人経由で対面の相談を受けることも多く、性別・年齢問わずさまざまな方の恋のお悩みをうかがい、知見を深めているのです。

 2020年国勢調査によれば、日本人の「生涯未婚率」(50歳時の未婚割合)は年々上昇しており、女性は17.8%、男性に至っては28.3%にも及びます。そんななかで、恋愛がうまくいかないという方々にも筆者の知見が少しでも役に立てばなによりです。

◆茶髪、アクセ、腕時計、和柄に「ダサッ!」

※この記事は本人の許可を得て掲載しています。ただし、プライバシー保護のため実際のエピソードから一部変更しています。

 今回は神奈川県横浜市のガールズバーに勤めるノアさん(仮名・24歳・女性)からの素朴な疑問にお答えしていきます。ノアさんは生まれも育ちも横浜の“ハマッ子”です。

「まだちょっとヤンキー文化が残ってる横浜っていう土地柄もあるのかもだけど、お客さんのなかに、けっこう明るめの茶髪にしてたり、ゴリゴリのアクセを付けてたりする40代・50代のおじさんがいるんですよ。あとは、たぶんめっちゃ高いんでしょうけどごっつい時計を着けてたり、龍とか桜とかの和柄のシャツを着てたり。

 ガルバ(ガールズバー)に来てるってことは店の子にモテたいとか、あわよくばっていうワンチャン狙いのおじさんが多いと思うんです。けど個人的に言わせていただくと逆効果かな、と。少なくとも私は普通に『ダサッ!』って思ってるんで。

 なんでああいう若ぶったファッションというか、イキッたコーデをするダサいおじさんって、いまだにいるんですかね?」(ノアさん)

◆「ファッションは個人の自由」が前提だが…

 筆者はノアさんからの疑問に次のように答えていきました。

 まず、他人にどう思われようが、なんて言われようが、髪型やファッションは自分が好きなコーディネートをしていいというのが大前提。自身の個性を表現するひとつの手段ですから本人の自由です。

 ただ、「女性から好感を持ってもらいたい」、「女性にモテたい」という観点で考えるなら、女性の意見に耳を傾けたほうがいいのは言わずもがな。

 そして、一概には言えないものの、ノアさんのように“派手な茶髪”、“ゴリゴリのアクセ”、“ごっつい腕時計”、“オラついた和柄”といったスタイル・ファッションの中年男性を「ダサい」と感じる女性が多いのも事実です。

 もちろん程度の問題なので茶髪、アクセ、腕時計、和柄は無条件でNGというわけではありません。

 大人っぽさや品の良さを漂わせるさりげない主張であれば、ノアさんも引かなかったのかもしれませんが、要するに「どやっ!」という主張が強すぎて、彼女はドン引きしているのでしょう。

◆若い頃のセンスからアップデートできてない

 では、なぜモテたがっているはずの中年男性が、逆効果になることが多々あるダサいファッションをしてしまっているのでしょうか?

 それには主に2つの原因があります。

 1つ目の原因として考えられるのは、10代後半から20代の頃のモテスタイルの感覚から変わらずにいて、センスがアップデートできていないから、ということ。

 というか、本人はアップデートしているつもりでも、その感覚がズレているというのがより的確な表現かもしれません。

 たとえば20代の頃に付けていたアクセは数千円から数万円の物だったところを、大人の財力を得たことで有名ブランドの数十万円もするシルバーアクセを身に着けるようになっていたとしたら、本人としては“大人のアップデート”ができたと思い込んでしまいます。

 そしてリング(指輪)1つ程度ならばいいのですが、数十万円もする高級アクセは“大人の象徴”という認識なので、リングだけで3つも4つも指にはめたり、さらにネックレスやブレスレットも身に着けたりと、ゴテゴテに“武装”しがち。

 しかしそれは、あくまで20代の頃のセンスの延長線上のグレードアップでしかなく、40代・50代のセンスにアップデートできているとは言い難い。中年男性が“最強の若者”を目指しているようなものなので、痛々しさが漂ってしまうという構造です。

◆夜職界隈では表面上「めっちゃウケがいい」

 ノアさんは中年男性がやるのは「ダサい」と断じていましたが、一方でそういったセンスを「カッコいい」と感じる女性も一定数いるでしょう。ヤンキーカルチャーで育ってきた女性のなかには、40代・50代の中年男性がやっていても「カッコいい」と受け取る子もいるのです。

 ただ問題はその“一定数”を実際の割合よりも、かなり多いと錯覚している中年男性がいること。これが2つ目の原因でしょう。

 というのも、ノアさんが働いているようなガールズバーや、ほかにもキャバクラやスナックといった夜職界隈では、“派手な茶髪”、“ゴリゴリのアクセ”、“ごっつい腕時計”、“オラついた和柄”といったセンスは、表面上は「めっちゃウケがいい」のです。

 ただ、あくまで“表面上は”というところがポイント。

 ノアさんがまさに、「お客さんには楽しく飲んでもらいたいから、心の中ではダサいと思ってても、『これカッコいい』とか『(良い意味で)めっちゃヤバいっすね』とか言っちゃう」と語っていたのです。

◆女性店員は「カッコ悪い」とは言えないワケ

 夜職経験のある女性ならばわかると思うのですが、客のファッションやビジュアルは序盤の会話のフックとして触れやすいですし、客をとりあえず上機嫌にさせられる初歩的なヨイショトークとなるもの。つまり、内心ではダサいと思っている女性店員も「カッコ悪い」とは口が裂けても言わず、「カッコいい」と誉めることがセオリーなのです。

 繰り返しになりますが、たしかにそういったセンスを本当に「カッコいい」と感じている女性は一定の割合で存在します。ただガールズバー、キャバクラ、スナックによく通っている中年男性は店員の若い女性たちから誉められるため、その“一定の割合”を実際の数値以上に多いと勘違いしてしまっているのではないでしょうか。

 ノアさんは「まさか私自身が原因の一部になっていたとは思わなかった」と苦笑しながらも納得していただいた様子。

 最後にまとめますと、髪型やファッションは自分の好きなスタイルをすればいいというのが大原則ではあるものの、モテたいのであれば女性視点を意識する必要がある。とはいえ、夜職の女性の発言を鵜呑みにするのは要注意――ということなのです。

<文・堺屋大地>

―[ゼロ恋愛 〜経験値ゼロから学ぶ恋愛講座〜/堺屋大地]―

【堺屋大地】
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。本連載意外に『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載、『コクハク』(日刊現代)で芸能コラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)、『女子SPA!』(扶桑社)などにコラム寄稿。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。公式SNS(X)は@SakaiyaDaichi

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