国産の食材100%のランチ作り 全農親子料理教室

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2026年09月01日 18:00  OVO [オーヴォ]

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開始前、協力各社からのあいさつ


 新学期を前にした夏休み最後の週末。親子でおいしいものを一緒に作って食べる和気あいあいとしたイベントが8月29日(土)、神奈川県川崎市のJAセレサ川崎モスぴーホールで開催された。全国農業協同組合が主催する「全農親子料理教室」だ。

【写真】出来上がったランチ

 この料理教室は1998年にスタート。各地で開催しており、今回が128回目になる。子どもたちに作る楽しさと食べる楽しさを味わってほしいというのが当初の目的だが、「親子で一緒に料理する時間そのもの、そしてそこで生まれるコミュニケーションに主眼がうつりつつある」と、JA全農広報・調査部部長の澤田洋志さん。そして国産の農畜産物への理解を深めてもらうのがもう一つの目的だ。料理教室で使う食材は、カスタードで使う米粉から調理のためのこめ油に至るまですべて国産。調味料まで100%国産の材料で作られた食事を作って食べる機会は、それだけでかなり貴重だ。

 人気の料理教室だから毎回抽選で、この日は14組、28人の“ラッキーな”親子が参加した。メニューは「チキンと夏野菜のカレー炒め」「ベーコン枝豆ポテト焼き」「フルーツジャムラッシー」と「全卵で米粉のカスタード フルーツ添え」。北海道のジャガイモやトウモロコシ、秋田の枝豆、長野のズッキーニ、山梨のシャインマスカット、鹿児島のとり肉に加え、全農の卵や牛乳、あまおうジャムなどが調理台に並んだ。

芯ごと入れるトウモロコシは甘みのもと

 まずは調理師がそれぞれのメニューを作る作業手順を実演しながら解説。米のとぎ方や、卵を割る時は「角」ではなく「平面」で割ると殻が入りにくい、など具体的なコツも交えた説明に、子どもたちは真剣な表情でうなずいた。その後、参加者はそれぞれの調理台に移ってカスタード作りからスタート。親子の料理教室とはいえ、親はほとんど手出ししないルールだから、子どもたちがそれぞれ卵を手に作業を開始した。

 カスタードが固まり過ぎないよう、様子を見ながら1分ずつ3回に分けてレンジで加熱。「少し固まった?」「まだ」と、レンジの前に集まって中を熱心にのぞき込んだ後は、泡だて器を手に「できた」とうれしそうな笑顔に。

 家で食事作りを手伝うという子ども多く、カレー炒めやポテト焼きも、しっかりした手つきで包丁を使い、鍋の火加減に気を使う。「料理が好き」という小学生は、「全部うまくできた」と満足げだ。

 以前はほとんどが母親と子どもの参加だったという料理教室も、近年は父親の参加が増えている。小学3年生の娘と参加した父親は、「ふだんから自分も家で作っている」というが、それでもたとえば枝豆は「おつまみ」の域を出ず、「料理に使うという発想はなかった」し、「カレーはルーを使っていたから、カレー粉から案外簡単にこんな料理ができることが分かって収穫だった」と話した。娘も時々料理教室に行ったり、家でお菓子を作ったりと料理好き。「でも学校が始まるとなかなか時間がなくなってしまうから、今日は楽しかった」と感想を語ってくれた。

 小学5年生の息子と参加した母親は、やはり自身が料理や製菓好きで、料理教室は今回が2回目。前回蒸しパンを作った時は、家に帰ってから子どもと同じものをもう一度作ったといい、「今回もまた家で同じものを作ると思います」と、教室のレシピ活用に積極的だ。

 丁寧に作った食事は、用意された器にきれいに盛り付け、全員でランチタイムに。その間、調理に使った米や牛乳について、その栄養価や消費量のクイズなどで知識を深めるトークもあった。

 全農ではこの料理教室のほかにも、障がい児向けに「全農みんなの子ども料理教室」を開催している。食は誰もが生きていくのに必要なことという強い思いで立ち上げた教室。10月31日(土)には、JA横浜クッキングサロンハマっ子で開催される予定だ。

出来上がったランチ

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