
ママにとって実家は、ホッとできる場所なのではないでしょうか。実親と同居すれば、家事や育児も助けてもらえてラクそう……そんなイメージをもつ人もいるかもしれません。
『自分の親と同居の専業主婦。これ、一番いいのではないかな?』一見すると、安心感もあり理想的に見える生活。しかしママたちからは、「そんな簡単ではない」という声が寄せられていました。実の親だからこそ難しいと感じるケースも少なくないようです。
実の両親でも同居はそんな簡単なことではない
まずあったのは、「実親との同居でもストレスは大きい」という意見でした。
『実親でもイヤだよ。嫌いとかでなく結婚したら自分の家庭だけで暮らすのが1番』親子関係が悪いわけではなくても、“一緒に暮らす”となると話は別なのでしょう。帰省したときに上げ膳据え膳をしてもらっていても、一緒に暮らせばそんなわけにはいかなくなります。距離があるからこそ保てる関係もあるのでしょう。
『義母と同居はもっとイヤだけれど、なんで実母と同居の専業主婦が一番いいって思えるのか。絶対イヤだわ。自由がない。なんのために家を出たと思っているの?』結婚後に独立した生活を築いたからこそ、再び親との距離が近くなることに息苦しさを感じる人もいるようです。また、親子だから遠慮がなくなるという声もありました。
『たとえ自分の親でも高齢者なら同居は厄介だと思う。相手が自分の子なら遠慮しないし』
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普通の親子関係でも距離は必要
コメントでは、「親子関係が順調だからこそ同居はムリ」という声も目立ちました。
『私はごく普通の親子関係だと思うけれど、絶対にイヤ』仲が悪いわけではない。でも毎日一緒に暮らすとなれば話は別。そんな感覚に共感するママも少なくないのではないでしょうか。
『離れているからいいけれど、一緒に暮らしていたら腹立つと思う。たぶんムリ』たまに会うから優しくできる。助け合える。そういうものなのかもしれません。また実親との同居は、ママだけでなく旦那さんにとっても気をつかう環境になるでしょう。どちらか一方だけが居心地のいい空間では、家族全体のバランスが崩れてしまいます。さらに、同居ならではの“監視されている感覚”を語る人もいました。
『うちは実母と同居だから文句ばかり言われるよ。今日は必要なものにつかったクレカ12万円の請求で母に怒られたばかり。つかいすぎだって。カード没収された』大人になっても親子関係が続く難しさは、忘れてはいけないのでしょう。あれこれと口出しや小言があると、息が詰まる同居になってしまいそうです。
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子育ての先に介護が待っていることも
そして、ママたちが語るのは介護の問題でした。
『親が元気で手伝ってくれるときは楽勝だけれど、年取ったら介護認定をもらえてもヘルパーさんを頼めなかったよ』最初は育児を助けてもらえていても、年月が経てば立場は変わっていきます。
『そうなると3度の食事の世話、洗濯掃除、入浴の介助、全部家族の負担になる』とくに、実家で同居している娘に負担が集中しやすいという声もありました。専業主婦だったら、なおさら介護をやらなければという空気になりやすいのかもしれません。
『将来もれなく介護がついてきますよ。もしきょうだいがいても投稿者さんをあてにしますよ』
『子育ての大変は終わる見通しがつくけれど、介護は終わりが見えない』介護経験者だからこその重みがあるのかもしれません。
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円満な同居もある
もちろん、うまくいっているケースもあります。
『過去、私がそうだった。実家は広いし、お手伝いさんがいるしで、たしかにラクではあった』
『友だちの旦那が外国人で、妻の実家で同居しているわ。年に一回は旦那の国に旅行している。もう結婚して20年以上、最強だよね』生活スタイルや経済的余裕、親との相性など、さまざまな条件が噛み合えば、快適に暮らせる場合もあるのでしょう。その家庭次第としか言えないのかもしれませんね。
大切なのは“ひとりになれる時間”
あるママは語ります。
『人間って、ひとりきりになれる時間がないと心の平穏が保てないと思う。誰だって四六時中監視されるような生活は息が詰まるよ』家族だからこそ、干渉しすぎず、適度に離れていられる関係が心地よい場合もあります。
「実親との同居ならラクそう」と思うことはあるかもしれません。しかし実際には、家族だからこその遠慮のなさや甘え、介護問題、夫婦関係など、さまざまな課題が生まれるようです。ママたちは「お互いがムリなく暮らせる距離感」が大切だと言います。もちろん同居がいい場合もあるでしょう。自分たち家族に合ったかたちを探していくことが必要なのかもしれません。
文・岡さきの 編集・みやび イラスト・なかやまねこ
