大雨の影響で水没した田んぼ=3日午後、青森市 大雨に見舞われ、「緊急安全確保」が発令された青森市飛鳥地区では3日午前、消防などが冠水した国道の排水作業に追われた。茶色い水が大量に流れ込んだ田んぼでは、収穫を控えた米の品質悪化が懸念され、農家は「せっかくここまで来たのに。がっかりだ」と肩を落とした。
「水が抜けるまでは何もできない」。農家の男性(49)は、茶色く濁った水につかる田んぼを前に、ぼうぜんとした表情を見せた。米の収穫を2〜3週間後に控え、20代の息子と「何俵とれるかね」と話していたばかりだったという。水が引くのに時間がかかれば、品質悪化につながる。「また雨が降る予報だ」と今後の天候にも不安を募らせた。
近くに暮らす70代男性の自宅前にも、側溝からあふれた水が迫っていた。「午前3時半くらいまで雷が鳴って、雨の量もすごかった」と振り返り、「もう雨は降らないでほしい」と願った。