フンボルトペンギンの隣で泳ぐペンギンロボット(左下)=7月30日、和歌山県白浜町 和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」で、本物そっくりに動くペンギンロボットが人気を集めている。
施設内で、フンボルトペンギンの隣を泳ぐペンギンロボット。翼の部分に当たる「フリッパー」を器用に動かし、水中で方向転換したり、潜ったりする姿は本物さながらだ。来園者は「本物かと思った」と目を丸くして喜んだ。
制作したのは、同施設運営会社のサークル「ココロボ」のリーダー岡田育磨さん(34)。2019年の発足後、来園できない人にも身近に動物を感じてもらおうと、ロボット開発に乗り出したといい、これまでに手掛けたのはイルカやマグロなど数十種類に上る。
岡田さんは「できるだけ本物に近づけるようにこだわっている」と話す。その上で、「よく見るとロボットだと気付いてもらえれば、本物の動物を改めて見るきっかけにもなる」と狙いを語る。
施設は世界で唯一、10種類のペンギンを飼育しており、その群れに混じって、「イワトビペンギン」と「ジェンツーペンギン」を模したロボット2台を展示する。ウエットスーツと同じ素材に、つまようじで凹凸をつけて羽毛の質感を再現。職員が無線で遠隔操縦している。
今後は防水性能を高めたり、耐摩耗性の高い部品を使ったりして、長時間、自動的に動くように改良する方針という。

水の中を泳ぐペンギンロボット=7月30日、和歌山県白浜町

アドベンチャーワールドで展示されている2台のペンギンロボットと、制作した岡田育磨さん=7月30日、和歌山県白浜町