8号車トヨタTR010ハイブリッド(トヨタ・レーシング) 2026年WEC第5戦ローン・スター・ル・マン 9月4日、トヨタレーシングは、2026年WEC世界耐久選手権第5戦『ローンスター・ル・マン』が開催されるテキサス州オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)にて、サマーブレイク明け最初の走行となる初日のフリー走行に臨んだ。
セバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー/平川亮組の8号車は、この日の走行を12番手で終えた。トップタイムを記録したアストンマーティン・ヴァルキリーからは1.091秒差となったが、2回のプラクティスセッションを通して好調なパフォーマンスを見せ、着実な前進を果たした。
マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ニック・デ・フリース組の7号車は、15番手でこの日の走行を終えている。
FP1では、チームは7月下旬にオースティンで実施したテストで得られたデータを基に、コントロールシステムのセッティングと車両のメカニカルセットアップの調整を進めた。フルコースイエローによる一時中断があったものの、2台ともトップ6圏内でセッションを終え、デ・フリースと平川がそれぞれの車両でチーム最速タイムを記録した。
暑さのなか行われた午後のFP2では、シーズンを通じてタイヤへの負荷が最も高いCOTAの特性を踏まえ、ミシュランタイヤのさらなる評価も進められた。有意義なセッションとなり、可夢偉と平川がそれぞれの車両で最速ラップを記録している。
チームは2回のセッションで得られたデータの分析を進め、土曜日午前に行われるFP3と、続く午後の予選&ハイパーポールに備えている。
走行初日を終えた6名のドライバーコメントは、以下のとおり。
■小林可夢偉(チーム代表兼7号車ドライバー)
「7月下旬にここでテストを行ってからそれほど時間は経っていませんが、再びオースティンに戻ってこられて嬉しく思います。予想どおり車内はかなり暑いですが、その点については充分に準備ができており、この挑戦に向けて準備は整っています」
「最初の2回のフリー走行を終え、いくつか取り組むべき課題はありますが、まずまずのスタートを切ることができました。明日の予選で良い結果を残し、決勝レースに向けた準備をしっかり進められることを願っています」
■マイク・コンウェイ(7号車)
「再びサーキットに戻ってくることができて嬉しい。特にここオースティンで走れるのは楽しいね」
「車両のフィーリングも良好だった。両セッションではロングランを行い、決勝レースに向けた準備を進めた。セットアップの選択肢を検討しながら、目指すべき方向性を見極めていく。一晩でうまく仕上げることができれば、明日は良い状態で臨めると思う」
■ニック・デ・フリース(7号車)
「7月末にここで実施したテストの恩恵を受けられたことは間違いなく、良いスタートを切ることができた」
「自分たちのやるべきことに集中し、予選とレースに向けた準備を進めることが重要だ。この勢いを維持し、レースで重要な場面を迎えた時に、競争力を発揮できればと思う」
■セバスチャン・ブエミ(8号車)
「全体を通して順調な一日だった。パフォーマンスはブラジル戦と比較して確実に向上しており、大きな前進を遂げることができたと思う」
「両セッションを通じてロングランを中心に取り組み、良好なベースを築くことができた。ここからは細部を詰め、ミスのない週末を送ることが重要だ。今日の内容には満足しており、明日に向けても前向きな気持ちで臨める」
■ブレンドン・ハートレー(8号車)
「全体的にスムーズな一日となり、チーム全員が車両のフィーリングに満足している。予選を見据えた一発の速さにはまだ課題があるものの、ロングランではトップグループと互角に戦えるペースを示しており、サンパウロ戦よりも競争力が向上しているように感じる」
「今後は一晩かけてさらなるパフォーマンス向上を目指し、日曜日の決勝で上位争いに加われるよう準備を進めていく」
■平川亮(8号車)
「7月に実施したテスト時よりも気温と路面温度が低く、その違いによる影響を確認するための作業を進めました」
「今日の主な目標は決勝レースに向けた準備であり、タイヤの評価と車両バランスの確認に重点を置きました。車両の状態は良好です。予選は接戦になると予想されますが、決勝に向けては良いベースを築けていると思います。レースペースには以前よりも自信を持っています」
[オートスポーツweb 2026年09月05日]