ベンチスタートとなった佐藤龍之介 [写真]=Getty Images MF佐藤龍之介が所属するバレンシアを取り巻く現状は、悲惨なものとなっているようだ。
開幕3試合未勝利のバレンシアは6日、ラ・リーガ第4節でバルセロナと本拠地『メスタージャ』で対戦。カルロス・コルベラン監督が、攻撃の中心に据える佐藤を外してまで用意したリーグ王者への“対策”がまったく通用せず、0−5という屈辱的なリザルトを刻まれた。
試合内容も防戦一方で、惨敗としか形容せざるを得ないバレンシア。『ラジオ・マルカ』に出演したスペイン人ジャーナリストのアルバロ・フォン・リチェッティ氏は、「試合と呼べるものではなかったのだから、こんな分析できるわけがない」と匙を投げつつ、クラブが掲げるプロジェクトが失敗続きな点も踏まえて、「今日、我々が目の当たりにしたのは、残念ながら死に体となったクラブの成れの果てだ。このチームはサッカー面において、何一つ誇れるものがない」と扱き下ろした。
開幕からの未勝利数を『4』に伸ばすと同時に、3連敗で降格圏低迷の現状。同氏は、オーナーや経営陣の退任は現実味がないとした上で、「この状況において唯一のシナリオ、唯一の希望と言えるのは、カルロス・コルベランが退くことだけだ」と指摘。続けて、「ドレッシングルームに刺激を与え、チームに波紋を広げることができる。(12ポイント中1ポイントは)まったくもって嘆かわしい。解決策どころか、現時点では最大の問題そのものだ」とコルベラン監督の手腕を痛烈に批判するとともに、指揮官交代の“ブースト”に賭けるしかないと述べた。
なお試合後、バレンシアニスタの怒りが最高潮に達した模様。一部サポーターは、試合前から“悪名高きオーナー”ことピーター・リムおよび経営陣に対する、お馴染みの抗議活動を実施していたなかでの5失点大敗で、不満が爆発したとのこと。スペイン紙『エル・デスマルケ』によると、メインスタンド側に集結した約2000人のサポーターが、選手や監督、クラブ関係者の出入口を封鎖。選手たちはミックスゾーンでのメディア対応を控え、チームバスは警察の厳重な護衛の下、通常のルートとは異なる経路でスタジアムを後にしたと伝えている。
バレンシアの次戦は、11日のセビージャ戦となる。