「新品にこだわる人ほど損をする」ひろゆきが語る、人生を楽に生きるための“お金の使い方”

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2026年09月07日 16:01  日刊SPA!

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ひろゆき
―[ひろゆきの兵法〜われら氷河期は[人生後半]をどう生きるか?〜]―
一度上げた生活レベルは、なかなか下げられない。特に収入が大きく増えにくい氷河期世代こそ、「同じ結果なら安いほうでいい」という感覚が重要だとひろゆき氏は語る。中古品やリセールバリューを賢く活用する、お金を減らさない消費の考え方とは?

◆生活レベルを上げるのは簡単だが、下げるのは難しい

 知人の言葉に、「舌を肥やすな。飯がまずくなる」という名言があります。人間、一度いい生活に慣れてしまうと、普通のモノでは満足できなくなります。生活レベルは上げるのは簡単ですけど、下げるのは難しいのです。

 もちろん、若い頃ならそれもアリです。いい家や車を目標に頑張れることもあるし、収入があとから追いつく可能性もあります。ただ、氷河期世代くらいの年齢だと、そうはいきません。ここから収入がうなぎ上りになる人は少ないし、下手をすれば減る可能性のほうが高い。「宵越しの金は持たない」みたいな生活だと、老後の不安に正面からぶつかっていくだけです。

 だから、消費に関しては「同じ結果なら安いほうでいい」という感覚を持っていたほうが賢明です。ブランド品でもユニクロでも、服の機能に大差はないですしね。

 さらに「中古」だって選択肢です。若者には中古品に抵抗がない人も多く、ネットの個人売買も積極的に使います。服でも本でもブランド品でも「問題ないなら中古でOK」という感覚だし、実際に本やゲーム、ブランド品や趣味の道具などは、中古でも機能的に問題なく、お得なパターンが多いです。

 加えて、中古に慣れると「あとで売れるか?」というリセールバリューも考えるようになります。ブランド品も中古で買って、また売ればいい。そう考えるようになると、同じモノを使っていても、最終的に手元に残るお金がだいぶ変わってきます。

 なかには「他人が使ったモノは衛生的に苦手で……」という感覚を持つ人もいますが、そもそもほとんどの人は実生活で中古に触れまくっています。ホテルのタオルやシーツは綺麗だけど新品ではありません。レストランのコップも同じく。電車の座席なんか誰が座ったかもわからないモノだし、賃貸住宅ならトイレも温水洗浄便座もほぼお古。衛生の問題というより、ほぼ気分の問題なのです。

◆真の金持ちからすれば、どんぐりの背比べ状態

 もちろん、何でもかんでも中古が良いわけではなく、本当の意味で衛生面に懸念があるモノや、機能が劣化したモノは避けるべきです。例えばバッテリーが劣化しやすかったり、保証切れで修理代が高かったり、消耗品の交換費用が高いモノなど、見た目だけでは故障やダメージがわかりにくいモノです。あとは、口に入れるモノの場合は病原菌などのリスクがあります。

 もちろん、「昔からの夢で新車のポルシェが欲しい」と思うなら買ってもいいと思います。ただ、それはあくまで見えや気分の浪費であり、自己満足であることを自覚したほうがいいです。新品にこだわるかどうかは、モノの問題というより、自分の感覚にいくら払うかの問題です。

 昭和の感覚で「中古は貧乏くさい」と考える人もいますが、現金で都内のタワマンを買う人たちからすれば、中古か新品かで悩む時点で貧乏人同士のどんぐりの背比べなのです。それなら貧乏であることを受け入れたほうがいい。そう考えたほうが、人生楽に生きられると思うんですよね。

構成・撮影/杉原光徳(ミドルマン)

―[ひろゆきの兵法〜われら氷河期は[人生後半]をどう生きるか?〜]―

【ひろゆき】
西村博之(にしむらひろゆき)1976年、神奈川県生まれ。東京都・赤羽に移り住み、中央大学に進学後、在学中に米国・アーカンソー州に留学。1999年に開設した「2ちゃんねる」、2005年に就任した「ニコニコ動画」の元管理人。現在は英語圏最大の掲示板サイト「4chan」の管理人を務め、フランスに在住。たまに日本にいる。週刊SPA!で10年以上連載を担当。新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』

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