【バレー】高橋藍「求めていかないと」速度差40キロの変幻サーブで3戦13エース

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2026年09月08日 22:56  日刊スポーツ

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日本対オーストラリア 第3セット 得点を決めガッツポーズの高橋藍(撮影・林敢治)

<買取大吉 アジア男子バレーボール選手権福岡2026:日本3−0オーストラリア>◇8日◇1次リーグA組◇北九州市立総合体育館


高橋藍(25=ルブリン)が、変幻自在なサーブで1次リーグ全勝突破へ導いた。5本のサービスエースを記録し、今大会3試合で計13本。日本は3−0で快勝し、3戦全勝でA組首位通過を決めた。


第1セットは8−6から2本連続のエースを奪い、一気に流れを引き寄せた。第2セットにもこの日3本目を決めると、勝負どころは第3セット。16−17から西田有志の強打で追いついた直後、さらに2本のエースをたたき込んだ。判定を巡る長いチャレンジを挟んでも集中を切らさず、「リズムを崩さずにサーブの準備をしていた。もう1本サービスエースを取ってやろうという気持ちが強かった」とうなずいた。


武器は強打だけではない。約40キロの速度差があるショートサーブも織り交ぜ、相手の陣形や状況に応じて打ち分けてきた。初戦のオマーン戦では短いサーブで崩し、バーレーン戦では強打を増やしてエースを量産。この日もリベロを除く先発6人全員が200センチを超える相手に的を絞らせなかった。


契機は昨年の世界選手権での敗戦だった。「勝つために、まずサーブが重要」と痛感。シーズンを通して磨き、今季のネーションズリーグ(VNL)でも積極的に試してきた。取り組んできた武器が大一番で結果につながり、「サーブは一気に状況を打開できる。自信になる。決勝トーナメントにもつなげていける」と、手応えを深めた。


それでも、まだ自身に満足感はない。畳みかける場面でスパイクミスやチャンスボールからの失点があったことを挙げ、「相手がミスしてくれたから勝てた。もっと楽な展開で勝てたと思うし、そこがまだ甘い部分」と反省。負ければ終わりの決勝トーナメントへ、「この大会で優勝してロスの切符を獲得することもそうだが、五輪でメダルを取るチームなら、そこまで求めていかないといけない」と言い切った。若きエースが、チームを押し上げていく。【勝部晃多】

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