【張本勲さん死去】王貞治氏「2人で同い年でね。頑張ってきて、セとパで」/コメント全文

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2026年09月10日 15:29  日刊スポーツ

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1977年張本勲(上)と王貞治

ソフトバンク王貞治球団会長(86)が10日、同学年で巨人でも4年間ともにプレーした張本勲さん(享年86)を悼んだ。みずほペイペイドームで報道陣に対応した。


「腰の手術をした後だったから、足がちょっとあれだけど、なんか体そのものは具合悪いとは感じてなかったんで、今度の知らせはちょっとびっくりしてますけどね」と驚いた感じで話し始めた。


「現役当時から、もう僕よりも体が大きくてね、特に現役を辞めて僕が手術した後、テレビ出たりしても、大人と子どもみたいになっちゃってね、『小さく見えて』て、よく言われたもんだけどさ。でもね、2人で同い年でね。頑張ってきて、セとパで。彼はもう1年目からね、新人王を取ったりなんかして、立派な成績だったけどね。で、いろいろ(右の)指のこともあったりハンディキャップもあったりしたけど、その中で、やっぱり日本の安打の記録をね、3000本以上は1人だからね、やっぱり意地というかな、そういう負けん気っていうか、そういったものは常に強く感じたね」と現役時代を振り返った。


「だから、そういう彼がね、テレビでもずっと活躍してたじゃない。あれで十分人気あったんだよね。なかなかあれだけのことを言えないけど彼は思い切ってね、あえてそういう、そうなってもいいと思って、まああいうこと言ってたんだろうけどね。そういった意味じゃ、ある程度の範囲の人には、すごい人気あったと思うんだよね。テレビで、あれだけの年数ずっとね、看板しよったってのは、やっぱりすごいことだよね。僕には到底できないね」。サンデーモーニングで長年ご意見番として活躍していた姿に言及した。


「とにかく、まだ詳細がわからないんでね。どういうふうになったのかわかんないから、それを、来てからちょっと東京にもね、また戻ってみようかと思うんだけど。とにかく同い年で、プロに入って、お互いにセとパで頑張って野球界にある程度、それなりの仕事ができたと、お互いに自負をしてるんでね。ただ、今はもう本当に最後にお別れしてないのは残念なんだけど、あまり静かにね、休んでほしいね」


現役時代はどういう存在だったかという質問に「やっぱり彼は、浪商時代のことは、僕はあんまりよく知らないんだよね。僕は東京だったし、あれだけど。でもプロ入って1年目からガンガン打って、同じ年ですごい選手がいるなと思ってたんだけど、そん時、東映かな。山本八郎さんとかね、いろんな人で、なんか少なくとも自分たちのジャイアンツよりは、なんか好き勝手に思い切ってやってんだっていうふうな感じしたけどね。でも、それだから良かったんだろうと思うけどね」と、東映で猛打をふるう姿の思い出を語った。


「僕が4年目にホームラン王になって、初めてオールスター出てね、で、広島でオールスターがあって、その時に彼がね、『どうせ広島来るんだから、俺んとこ泊まってくれ』って言って、で、泊めてもらったことがある。その時は、お母さんたちも元気でね、で、お母さんにごちそうになったりなんかして。それからセとパと別れてると、そんなしょっちゅう交流はなかったんだけど、でも、お互いにライバル視してね、お互い頑張ろうっていうのがあったんで、それがお互いに成績にもプラスになってるし、野球選手寿命も伸びたというね」と秘話を明かした。


「彼はほんと元気でね、もうほんとに頑丈っていうね、あの言葉が一番ふさわしいタイプでね。僕より1年長く(現役を)やってるしね。やっぱり。ただね、彼が(巨人へ)来た時かな、昭和51年か。何厘とか何毛差で(中日谷沢健一に追いつけず)首位打者を取れなかった時があるんだよね。あれは取らしてやりかったね。セパで首位打者っていう。あれはもう本当に惜しいことしたと思うね」と悔やんだ。


打者として張本さんはどう見ていたかという問いには「僕は極端て言ったらおかしいけど、引っ張りの打法だけどね、彼は広角打法でね、技術的なものは僕の打ち方よりも、よっぽど難しい打ち方をしてるなといつも思ってたけどね。やっぱり、面でボールを捉えるっていうところがものすごくうまかったよね。だから、ひっぱたくっていうよりもね、(ボールをバットの)面で受けて、とめて、その送りかえすっていう感じのバッティングでね。やっぱり彼にとってはそれが一番理にかなったバッティングだったんだろうと思うけどね」と技術の違いを話した。


「でも、なんたって首位打者が7回かな、それから、(安打も)3000本を超えてるっていうのが、なんたって燦然と輝いているからね。だからもう本当、残念ながら天国へ召されちゃったけど、胸を張って天国へ行ってほしいね」と最後は笑顔で締めた。

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