肌に求める”透明感”、どうすれば満たされる? 「攻めたケア」から「日常のケア」へ進化するピーリングのいま

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2026年09月10日 16:41  オリコンニュース

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ピーリングを毎日のスキンケアとして取り入れる人も
 かつてピーリングは、「皮を剥く」「刺激が強い」印象を伴う、美容医療寄りの施術として捉えられていた。しかし近年、韓国の美容医療やコスメが浸透、コロナ禍以降のホームケアの高まりを背景に「剥かない」「毎日使える角質ケア」として、そのイメージを変えつつある。いま生活者は、ピーリングにどんな価値を求めているのか。累計販売本数77万本(2026年6月時点)を突破している話題の導入美容液『リポピール』のブランドマネージャー・河野裕花さんに、ピーリング市場の変化について聞いた。

■”肌を強く剥く”イメージから日常のケアへ 韓国美容医療の浸透が転機に

 肌を強めにこすり、ポロポロと剥けた角質を見て“スキンケアしている”と実感する。ピーリングのホームケアは、肌の治安と引き換えに「気持ちいい感覚」が得られるスキンケアだった。美容皮膚科で肌治療として施術を受けるときも、ダウンタイム必須の“攻めた施術”である印象。

 実際、河野さんも「いまもなお、擦ったら落ちるもの、強い酸が入っているもの、という印象を持つ方は少なくない」と話す。一方で、そのイメージは少しずつ変わり始めているという。「近年は技術の進化によって、刺激を抑えながら成分の浸透を高める製品の幅が広がっています。毎日使えることや、低刺激であることがより重要視され、従来の“肌を強く剥くもの”とは異なる文脈で受け止められるようになってきました」。

 変化の背景として大きいのが、韓国の美容医療や韓国コスメの浸透だ。ポロポロ落とすタイプのアイテムだけでなく、美容医療発想の角質ケアや、成分を重視したホームケアが知られるようになったことで、ピーリングのイメージそのものが広がってきた。

 河野さんは、韓国の美容医療が日本でも一般化してきたことが転機となり、ピーリングの市場としても「過渡期を迎えている」と見る。

「コロナ前後で、よりスキンケアに含まれる美容成分が身近になり、美容医療に挑戦する人も増えました。“ポロポロしないピーリング”が少しずつ浸透してきた印象はあります。 

 また美容医療に関心はあるけれど、そこまで肌が強くないという人もいます。そんな敏感な肌を持つ人が日常では“可能な限り攻めたホームケア”を取り入れたいという需要も強く感じています。SNSなどで美容医療の症例や変化が可視化される一方で、コストやリスクの面で施術までは踏み出せない人も多いため、「家で無理なく取り入れたい」「毎日のケアで少しずつ整えたい」という声は着実に強まっています」

■"成分で選ぶ"時代のピーリング、使い方も再解釈されている

 生活者はピーリングにどのような価値を求めているのか。よく出てくるのは、「透明感」というキーワードだ。

 「毛穴」「くすみ」「化粧ノリ」といった肌悩みすべてに関わるもので、特にピーリングが「透明感」を得るための解決策にもなっている。角質ケアはかつて“不要なものを取り去る”発想が中心だったが、いまはそれによって肌がどう見えるか、どんな実感があるかという部分にも関心が移っているのを感じる。

 実際に「毛穴がきれいになった」「ざらつきが減った」「化粧ノリがよくなった」「透明感が出た」といった『リポピール』を使用しての実感が寄せられている。とくに、朝に顔を洗ったときの手触りや、メイク時のなじみのよさなど、日常のなかで“使用後すぐに”感じられる小さな変化があることが、支持されるスキンケアコスメの条件にもなっている。

 こうした傾向の背景には、「スキンケア全体が“成分重視”へとシフトしていることが大きい」と河野さん。「かつてのようにブランドでライン使いをするだけでなく、自分の肌悩みに合わせて成分や機能を見極めながらスキンケアを選ぶ人が増えています。ピーリングも、その流れのなかで部分的に使用いただくことが多い。使い方の再解釈がなされているカテゴリーのひとつといえます」。

 ピーリングはいま、“強い人のための特別なケア”から、“自分に合った範囲で取り入れる日常ケア”へと変わりつつある。剥くか、剥かないか。強いか、弱いか。そんな単純な二択ではなく、生活者が自分の肌や暮らしに合わせて選ぶ時代が始まっているのかもしれない。

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