マルコ・ベッツェッキ(アプリリア・レーシング)/2026MotoGP第14戦サンマリノGP 9月12日、2026年MotoGP第14戦サンマリノGPの2日目セッションがミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで行われ、MotoGPクラスの予選ではマルコ・ベッツェッキ(アプリリア・レーシング)が今季4度目のポールポジションを獲得した。
左肩の療養に専念しているマーベリック・ビニャーレスは今大会も欠場となり、ポル・エスパルガロ(レッドブルKTMテック3)が代役参戦する第14戦。第12戦イギリスGP終了後、日本でのトレーニング中に左手を負傷した小椋藍も回復が間に合わず、2戦連続で世界選手権を欠場している。なお、小椋の代役は立てられておらず、スーパーファイル・トラックハウスMotoGPチームは1台体制となった。
30分間のフリー走行2回目は気温23度、路面温度24度、青空の下でスタートする。路面状況はほぼドライとなったが、降雨の影響がコース上の一部に残るコンディションとなった。なお、今大会のタイヤコンパウンドは前後ともにソフト、ミディアムの2種類が設定され、大半のライダーがリヤにソフトを装着。フロントは選択が分かれた。
2日目のセッションでもまずはベッツェッキがトップタイムを記録したが、アレックス・マルケス(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)がベッツェッキのタイムを上回り、首位に浮上する。2台はトップタイムを更新し合い、1分31秒300をマークしたアレックス・マルケスがトップでセッション前半を終えた。2番手にホルヘ・マルティン(アプリリア・レーシング)、3番手にマルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ・チーム)が続き、5周を走破し他車に先駆けてガレージに戻ったベッツェッキは8番手となっていた。
ピットインを経て迎えた2度目の走行では、多くのライダーがミディアム/ソフトというタイヤ選択を採り、予選に向けた最後のアタックシミュレーションを実施する。残り9分を切るとフランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)が3番手にポジションを上げ、その後はラウル・フェルナンデス(スーパーファイル・トラックハウスMotoGPチーム)が2番手タイムを記録。ランキングリーダーのマルティンもタイムを更新し、トップに浮上した。
ただ、残り3分半を切るとベッツェッキが1分31秒113を記録し、マルティンのタイムを0.015秒更新。ラストアタックでは自身が記録したトップタイムを更新したものの、マルク・マルケスが1分31秒040を記録し、最後に首位の座を奪取してセッションを終えた。2番手にマルティン、3番手にベッツェッキが続き、トップ8をドゥカティとアプリリアが独占。日本メーカーにおいては9番手のファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)がヤマハ勢、12番手のヨハン・ザルコ(カストロール・ホンダLCR)がホンダ勢の最高位となり、序盤のターン3で転倒を喫したルカ・マリーニ(ホンダHRCカストロール)は、18番手でプラクティスを終えた。
約10分間のインターバルを挟んで行われた予選Q1は気温25度、路面温度27度で開始され、全車がミディアム/ソフトというタイヤ選択で予選Q2進出をかけたタイムアタックに臨んだ。
まずはバニャイアがこのセッションの首位となり、2番手にフェルナンデスが続く。しかしフェルナンデスのラップタイムはトラックリミット違反のために抹消となり、ジャック・ミラー(プリマ・プラマック・ヤマハMotoGP)が2番手につけた。2度目の計測では1分30秒535をマークしたフェルナンデスがトップの座を奪取し、クアルタラロが0.264秒差の2番手に浮上。フェルミン・アルデゲル(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)が3番手、バニャイアが4番手に続いてライダー達はガレージに戻った。
走行を再開した各車は残り5分前後からタイムアタックを実施し、アルデゲルが2番手に浮上。クアルタラロはQ2進出圏外にポジションを落してしまう。一方、ターン1やターン14ではバニャイアが度々体制を崩しており、タイムを更新することなく予選Q1は終了を迎える。序盤からトップの座を守ったフェルナンデス、2度目のアタックで2番手にポジションを上げたアルデゲルが予選Q2への進出を決めた。
ポールシッターを決する予選Q2は気温25度、路面温度29度でスタート。各陣営のタイヤ選択は、全車がミディアム/ソフトとなった。
初回の計測で首位に立ったのはアレックス・マルケスとなったが、翌周のターン8でスリップダウンを喫し、早々にガレージに帰還することとなる。この間、兄のアレックス・マルケスがトップタイムを記録したが、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(プルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チーム)、続いてベッツェッキがこのタイムを更新。1分29秒982という驚異的なタイムを記録したベッツェッキがオールタイムラップレコードを塗り替え、トップでセッション後半を迎えた。
各車は残り4分前後からアタックを開始し、アルデゲルが2番手にポジションを上げる。残り2分を切るとターン4でディ・ジャンアントニオが転倒を喫し、セクター1では一時黄旗が提示されたものの、自己ベストタイムを更新したマルク・マルケスが2番手に浮上した。しかしベッツェッキのトップタイムを破るライダーはセッション終了まで現れず、唯一レコードブレイクを果たしたベッツェッキが2戦連続でポールポジションを獲得した。2番手にマルク・マルケス、3番手にQ1から予選に挑んだフェルミン・アルデゲルが続いた。初日から上位タイムを記録し、このセッションでも序盤から速さを見せていたアレックス・マルケスは最終盤に2度目の転倒を喫し、予選を9番手で終えている。
[オートスポーツweb 2026年09月12日]