日本原燃の再処理工場にある使用済み核燃料の貯蔵プール=2025年5月、青森県六ケ所村 日本原燃が今年度中の完成を目指す使用済み核燃料再処理工場(青森県六ケ所村)について、同社が冷却プールで貯蔵する使用済み燃料の電力会社ごとの保管量を公開したことが12日分かった。昨年3月末時点では東京電力の890トンが最も多く、関西電力720トン、九州電力400トンと続く。
これまでは、燃料を受け入れた際に搬出元や重量を公表してきたが、会社ごとの保管量は公開していなかった。「各所から問い合わせが多かったので、社内外で調整した結果載せることにした」(広報)といい、昨年11月からウェブサイトでの掲載を始めた。
ほかの電力会社は北海道110トン▽東北100トン▽中部250トン▽北陸20トン▽中国120トン▽四国170トン▽日本原子力発電180トン。
再処理工場の冷却プールは1998年に稼働を始め、貯蔵容量は3000トン。今は「ほぼ満杯」(広報)の約2968トン(1万2069体)で、2016年を最後に受け入れを停止している。
原燃は来年度下期の操業開始を目指している。再処理が始まればプールに空きができるため、順調にいけば28年度には受け入れを再開できる見通し。ただ、工場の完成はこれまでに27回延期されており、依然として先行きは不透明なままだ。