“実感なき”景気拡大 戦後最長「いざなみ」超えも…立ちはだかる「物価高」の壁 企業と家計の“明暗”が 家計への恩恵見通せず 【サンデーモーニング】

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2026年09月13日 14:24  TBS NEWS DIG

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日本の景気拡大期間が74か月になり、戦後最も長くなった可能性が高まりました。その一方で、物価高が直撃する中、街からは実感がないとの声も聞かれます。過去の好景気と比べてみると随分様子が違っているようです。

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“戦後最長”の景気拡大へ 74か月の実態は

高度経済成長期を象徴する「いざなぎ景気」(1965年11月〜)。企業の成長にあわせて国民所得も増え、自動車・カラーテレビ・クーラーの「新3種の神器」が広く普及しました。

株価や地価の高騰に支えられた「バブル景気」(1986年12月〜)。個人消費も旺盛で、六本木や銀座周辺は熱気に包まれていました。

小泉純一郎 総理(2002年)
「改革なくして成長なし」

デジタル家電などの輸出が好調だった「いざなみ景気」(2002年2月〜)。勢いは穏やかながらも、73か月続き、戦後最も長い好景気でした。

そして今、実はこの「いざなみ」を超える局面にあるというのです。7日に発表された7月の景気動向指数で、景気拡大が74か月続いた可能性が高まり、"戦後最長”となる見込みです。

しかし、街から聞こえてくるのは...

「どこが本当に景気が良いのか、一般市民はちょっとわからないというか謎」
「景気が良いというか、物の値段にまだ給料が追いついてない」

「景気の良さ全く実感しない」格安販売などに客増加

不用品を無料で引き取り、地域内でリユースすることを目的とした「ジモティースポット」と呼ばれる店には、これからの季節に使える暖房器具が並んでいます。

ジモティー広報 大下大地さん
「これは500円。オイルヒーターですね」

中には、無料の電気ヒーターもあります。

店舗数はこの1年で19店舗から48店舗へ、2倍以上に増えたといいます。

ジモティー広報 大下大地さん
「物価高で、お得に生活に必要な物を揃えたい人もいるので、(客が)増えてきている」

記者
「訳あり・激安と大きく看板に書かれたスーパーでは、物価高を背景にお客さんの数も増えているということです」

賞味期限が近い商品などを格安で販売しているスーパー「マルヤス」。


「(店の)おかげで非常に助かってます」

――景気の良さを実感することは?

「全く。旅行に行くわけでもないし、外食なんかもしてたけど今ちょっと抑えている」

一方、店側は必要経費の増加が経営を圧迫していると話します。  

マルヤス 松井順子 代表
「(仕入れ値は)ここ2年ぐらいで上昇率が大きくなったなと感じる。(経費の)20%ぐらい人件費率があったけど、時給のアップに伴って25%ぐらいに。利益でそこを捻出するのは結構ハードルは高い」

いわば“実感なき景気拡大” 。その理由は…

なぜ実感できない?企業収益と家計消費のズレが原因か

戦後最長の景気拡大局面にあるとみられる、いまの日本の経済。この74か月は、▼コロナ禍からの反動に加え、▼インバウンド消費、▼円安に伴う企業収益の押し上げ、▼AI需要の増加などが景気を支えています。

そもそも景気は▼工場の生産量や▼企業の利益、▼有効求人倍率などの指標を元に判断されます。

一方、景気の現状判断に含まれない家計の消費は、2人以上の世帯で一年前に比べて3.6%減少。この企業と家計の“明暗”が景気拡大を実感できない理由にありそうです。

経済界からも…

経団連 筒井義信 会長
「物価が上がり続けていくのではないかとの見通しもあって、消費マインドが低下しているのではないか」

そんな中、物価高に拍車をかけかねない事態が…

9日、アメリカ軍がイランの石油タンカーを攻撃し、イラン側も応戦すると、原油価格は5月以来の1バレル100ドル台まで急騰。

さらに11日、イランの支援を受ける武装組織フーシ派が、ホルムズ海峡の代替ルートとなっている紅海の出入口、バブ・エル・マンデブ海峡付近を制圧しました。

景気拡大に立ちはだかる物価高。家計への恩恵はまだ見通せないようです。

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  • 神武景気ってのはあるのだね!
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