中川政七商店、かばんメーカー「バッグワークス」を買収 創業310年で初のM&A

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2026年09月14日 17:01  Fashionsnap.com

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 中川政七商店が、8月21日付でかばんメーカー 「バッグワークス(BAGWORKS)」の全株式を取得し、同社の事業を承継した。中川政七商店にとって、1716年の創業以来、初のM&Aとなる。取得金額は非公開。

 バッグワークスは、日本最大級のかばん産地である兵庫県豊岡市で、1954年に創業。黒字・無借金経営を続ける一方で、生産計画や商品企画、販売などの経営判断は、高島茂広 前社長の経験と判断に支えられてきた。引退を見据え、事業承継先を検討するなか、退任後も事業を安定して継続できる経営体制を整えることが課題となっていた。
 中川政七商店とバッグワークスは、2011年から経営支援やブランド開発、流通支援を通じて約15年にわたり協業。中川政七商店におけるバッグワークス社商品の売上は、2025年度に前年度比110%となり、過去最高を更新していた。
 事業承継については、「日本の工芸を元気にする!」というヴィジョンのもと、バッグワークスの製造技術と事業を途絶えさせないために実施。バッグワークスの社名やブランド、豊岡の製造拠点を維持しつつ、中川政七商店が経営を引き受ける。これまで経営者個人が担ってきた機能を組織で担える体制へと転換するとともに、バッグワークス社内や豊岡の地域で次代の経営者を育成し、将来的には担い手に経営を託す「リレー型事業承継」を目指す。
 中川政七商店の千石あや 代表取締役社長は「バッグワークスの皆さんとともに、地域に根ざしたものづくりを次代へ手渡す、事業承継の新しい形をつくっていきたいと思います」とコメント。バッグワークスの高島 前社長は「今回の承継は、従業員や取引先、何よりバッグワークスの将来にとって、『最高のなりゆきの結果』だと確信しています」と語り、バッグワークスの代表取締役に就任した中川政七商店の荻野祐 取締役副社長は「高島さんはじめ皆さんが育ててこられた技術とものづくりへの思い、そして築かれてきた信頼を大切に受け継ぎ、豊岡に根差す会社としての成長を支えてまいります」とコメントしている。

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