
17日に発表された「男性の育休取得」に関する調査結果。
夫の育休取得日数や取得率が上がっている一方で、育休を取っても取らなくても 妻の負担が“ほぼ変わらない”というのがいわゆる「名前なき家事」でした。
【写真を見る】3位は夕食作り…「実践率が増えた夫の家事・育児」1位、2位は?
“名前なき家事”とは? 男女で分かれる「家事への評価」南波雅俊キャスター:
男性の育児や家事への参加は、調査上は高まっているということです。
【実践率が増えた夫の家事・育児】※積水ハウス「男性育休白書2026」より
▼1位「洗濯」
2019年:16.0%
2026年:25.7%
▼2位「食事の片付け・洗い物」
2019年:30.9%
2026年:39.1%
▼3位「夕食作り」
2019年:9.1%
2026年:15.6%
ただ、どの程度、積極的に家事や育児をおこなっているのかという調査では…
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【男性が「積極的に関与している」(2026年)】
▼男性の「自己評価」:79.3%(+32.2)
▼女性「夫の評価」:63.9%(+13.0)
男性の自己評価は高まっていますが、女性からすると「そこまでなのでは」という声が上がっています。
「フォーサイト」元編集長 堤伸輔さん:
この問題で大事なのは、洗濯では洗うことや干すことだけではなく、取り込んで畳み、引き出しや衣装ケースなどにしまうといった、川上から川下まで全部やっている人が「やっている」と言えると思います。
女性側の不満はそこにあるのではないでしょうか。
南波キャスター:
“名前なき家事”がどのような負担になっているのかをみていきます。
まず、名前なき家事の例を挙げていきます。
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▼裏返しに脱いだ衣類などをひっくり返す
▼トイレットペーパーの補充・交換
▼献立を考える
▼ペットボトル・コップを片付けるなどです。
蓮見孝之キャスター:
そもそも家事の総量が家庭の状況によって全然違うので、なかなか比較できないなと思いました。
南波キャスター:
「名前がないなら、つけてしまえばいい」ということで、東京都が“名前なき家事”のキャッチフレーズを募集しました。入選したのがこちらです。
【“名前なき家事” キャッチフレーズ】(※東京都のウェブサイト「TEAM家事・育児」より)
▼「ぬるりひょん」
ボトル裏などの“ぬるっ”に気づき裸で掃除する家事
▼「ごちそうじ」
テーブルの上や下、イスの上の食べカスを掃除する家事
▼「取捨洗濯」
洗濯表示を見て、洗い方別に洋服を選別する家事
▼「キャッチャー交代」
排水口でごみをキャッチするネットを交換する家事
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このように、ユーモアを交えながら様々な家事を前向きにやろうという取り組みです。
“名前なき家事”をアプリで見える化 分担状況を色分けで一目瞭然に南波キャスター:
“名前なき家事”を見える化するアプリがあります。家事分担アプリ「Yieto」というものです。家事をかなり細かい部分まで項目立てしてくれます。
例えば「食事に関する家事」だと…
▼食器を下げてテーブルを拭く
▼残り物や調味料の片付け
▼食器を洗って拭いて片づける
▼シンクの水はねを拭き、ごみを取り除き、洗い桶を洗う
など、項目ごとに「誰がやるか」のチェック欄もあります。
トータルの分担状況も色分けして図で見れるので、お互いがどのくらいの割合を担当しているのかが一目瞭然です。
アプリの利用者は「夫は家事をやってくれないと思っていたが、思ったより頑張ってくれていた」と話していました。
日比麻音子キャスター:
“見える化”することで、お互いに褒め合えるきっかけにもなりそうですね。
「フォーサイト」元編集長 堤伸輔さん:
「こういう名前なき家事があるんだ」ということをお互いが認識していくことが大事ですよね。名前を付けると「それも家事だったんだ」と分かっていくので、家事分担アプリを組み合わせれば良いかもしれませんね。
日比キャスター:
「私ばっかりやっている」と思わないのも、気持ちよく過ごせる生活のコツかもしれません。
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<プロフィール>
堤伸輔さん
国際情報誌「フォーサイト」元編集長
BS-TBS「報道1930」ニュース解説
