アウトレンジ(今年5月撮影、ユーザー提供:パンナコッタさん) 9月22日(火)に金沢競馬場で行われる白山大賞典(3歳上・JpnIII・ダ2100m)。81年に創設されて以降、金沢競馬最大のレースとして親しまれてきた。そして97年にダートグレード競走に認定され、距離は2100mに。JBCクラシックの重要ステップレースの一つとして定着している。発走は22日(火)の18時ちょうど。主な出走予定馬は以下の通り。
■アウトレンジ(牡6、栗東・大久保龍志厩舎)
24年の浦和記念で重賞初制覇を果たすと、25年には平安Sを勝ち、帝王賞でもミッキーファイトの2着に健闘した。さらに今年は前々走の名古屋グランプリで3つ目のタイトルを手にすると、帝王賞で2年連続の2着に健闘。再びミッキーファイトの後塵を拝する形になったものの、ダート中距離路線では指折りの実力馬といえる。金沢は初見参だが、右回りも2100mの距離も実績あり。秋の大舞台に向けて負けられない一戦となる。
■ホウオウルーレット(牡7、美浦・栗田徹厩舎)
18年から21年にかけて東京大賞典を4連覇したオメガパフュームの半弟だ。オープンに昇級以降、しばらくは壁に当たっていたが、24年のカノープスSで約1年1カ月ぶりの勝利をゲット。さらに25年のシリウスSで重賞初制覇を決めると、勢いに乗って浦和記念も連勝し、一気に注目を集める存在となった。その後は東京大賞典が5着、川崎記念が4着、名古屋大賞典が7着。いずれも勝ち馬から1秒以上離されているものの、今回のメンバーなら地力上位なので、久々に勝ち負けに食い込めそうだ。
■クールミラボー(牡6、栗東・寺島良厩舎)
主にダートの2000m以上を主戦場としてきたが、前走では1800mの名鉄杯にチャレンジ。スローの逃げから徐々にペースを上げると、後続を寄せ付けることなく3馬身半差の圧勝を収め、距離適性に幅があることを示した。迎える今回、意外にもダート重賞は23年のレパードSで10着に敗れて以来、約3年1カ月ぶりの参戦となるが、このメンバーなら上位争いできる力は秘めている。行くのか控えるのか、戦法が読みづらい面があるので、展開を予想する上でも目が離せない存在となる。
■オディロン(牡7、兵庫・森澤友貴厩舎)
中央時代はオープンで善戦止まりだったが、24年末に兵庫に移籍してから覚醒した。25年に白鷺賞、園田金盃、高知県知事賞と重賞を3勝。さらに今年はダイオライト記念でダートグレードに初挑戦。単勝28.6倍の7番人気に甘んじたが、中団後ろからジワジワ伸びて差し切ってみせた。さらには前走の名古屋グランプリでもアウトレンジからクビ差の2着に奮闘。7歳にして充実期を迎えていることは間違いない。今回は休み明けがカギだが、アウトレンジにリベンジを果たし、秋の大舞台に弾みをつけたい一戦となる。
■ユメノホノオ(牡6、高知・田中守厩舎)
23年に史上4頭目の高知三冠馬となった地元生え抜きの名馬。25年以降は積極的に強敵に挑み、韓国遠征ではYTN杯が3着、コリアグランプリが4着と健闘した。さらに今年は佐賀記念でダートグレード初挑戦ながら3着に好走すると、名古屋グランプリでもアウトレンジから0秒7差の4着。全国の強豪相手に通用する力を示している。今回は3回目のダートグレード挑戦。三度目の正直で中央勢を撃破し、悲願のタイトルを手にできるか注目したい。