24日の香港マーケットは、主要95銘柄で構成されるハンセン指数が前日比72.99ポイント(0.29%)安の24761.13ポイント、本土企業株で構成される中国企業指数(旧H株指数)が7.80ポイント(0.09%)安の8266.01ポイントと続落した。売買代金は1595億5180万香港ドルに縮小し、半日立ち会いを除いて今年3番目の薄商いとなっている(23日は1843億700万香港ドル)。
投資家の慎重スタンスが強まる流れ。米長期金利の急上昇や、米イランの交渉難航などが逆風となっている。米国の9月総合PMI(速報値)が58.4と5年超ぶりの高い水準となったことや、米連邦準備理事会(FRB)のバー理事が追加利上げを示唆したことを受け、23日の米債券市場では米10年債利回りが5.11%に急上昇(債券価格は続落)。一時5.13%と2007年7月中旬以来の高水準を付けた。中東情勢を巡っては、イランのペゼシュキアン大統領が23日、トランプ米大統領の戦闘姿勢を批判し、米国の制裁や圧力には徹底抗戦すると述べている。低下が続いていた原油相場も再び上昇に転じた。
一方、トランプ米大統領と中国の習近平・国家主席は24日、ワシントンのホワイトハウスで今年2度目となる対面での首脳会談に臨む。会談の結果を見極めたいとするスタンスも買い手控え要因だ。なお、中国本土は今週末から中秋節・国慶節の大型連休に突入する。本土市場はあす25日が中秋節、10月1〜7日が国慶節で休場だ(香港市場は10月1日が休場)。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、モリブデン中国最大手の洛陽モリブデン集団(3993/HK)が3.7%安、車載バッテリー世界最大手、寧徳時代新能源科技(CATL:3750/HK)とデベロッパー中国大手の龍湖集団HD(960/HK)がそろって3.6%安と下げが目立った。
セクター別では、非鉄・産金が安い。洛陽モリブデンのほか、江西銅業(358/HK)が3.5%、中国宏橋集団(1378/HK)が2.3%、霊宝黄金(3330/HK)が4.5%、招金鉱業(1818/HK)が3.1%、紫金鉱業集団(2899/HK)が2.6%ずつ下落した。金属市況安も逆風。24日の上海期貨交易所(上海商品先物取引所)では、銅やアルミなど主要な非鉄金属や金先物が安く推移している。
医薬セクターも急落。剤泰科技(北京)(7666/HK)が9.0%安、南京英派薬業(7630/HK)が6.1%安、再鼎医薬(9688/HK)が5.1%安、英セキ智能(3696/HK)が4.0%安で引けた。
半面、石油セクターは高い。百勤油田服務(2178/HK)が4.0%、中国石油天然気(857/HK)が2.8%、中国海洋石油(883/HK)が2.1%、中油燃気集団(603/HK)と中石化石油工程技術服務(1033/HK)がそろって1.6%ずつ上昇した。
本土マーケットも続落。主要指標の上海総合指数は前日比1.22%安の3888.37ポイントで取引を終了した。ハイテクが安い。医薬、素材、不動産、消費、インフラ関連、自動車、空運なども売られた。半面、石油・石炭は高い。銀行、通信、海運も買われた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)