災害時にスマホが使えなかったら? 通信障害に強いラジオの実力

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2026年09月25日 18:01  BCN+R

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通信障害に強いラジオの実力とは?
 自然災害が頻発する昨今、情報収集ツールとしてのスマートフォン(スマホ)の存在感は増しています。SNSでの被害状況把握や防災アプリによる避難情報取得など、スマホは極めて利便性が高いといえます。ただ、大規模な台風の際、通信回線の混雑でスマホによる通信が利用しづらくなり、強い恐怖に襲われた被災事例は少なくありません。タイムラインは更新されず、リロードを繰り返すうちにバッテリー残量は減っていきます。普段は万能に見えるスマホも、災害時には「通信障害」と「バッテリー枯渇」という二大弱点が露呈します。そこで見直されているのが、通信インフラに依存しない独立した情報源「ラジオ」です。そこで、災害時にラジオが命を分ける理由を解説します。(フリーライター・REV)

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●防災ラジオが強い理由 通信インフラに頼らない情報収集手段

 災害時のスマホの最大の穴は、アクセス集中による通信障害(回線パンク)です。停電で基地局の予備電源が切れると、スマホには「圏外」の文字が並びます。電波が届いても何万人もが一斉に通信することで帯域が飽和し、必要な情報にアクセスできなくなるのです。

 一方、ラジオが利用する「放送波(AM/FM)」は、インターネットとは独立した一方通行の伝送システムです。照射された電波を受信機でキャッチする仕組みのため、多くの人が同時に聴取しても、携帯電話のような通信回線の混雑が発生しにくいとされています。停電時でも放送局の非常用発電機が稼働している限り、避難指示や給水情報をリアルタイムで確実に受信し続けられます。

 さらに見落としてはならないのが「スマホのバッテリー温存」という観点です。災害時、スマホは安否確認やSOS発信、夜間の灯りなど、代替できない役割を担います。情報収集をラジオに担わせることで貴重なバッテリーを温存し、避難生活での家族や支援情報との連絡手段を維持できるのです。

●手回し充電・ワイドFM・防水性能をチェック

 第一にチェックすべきは「電源供給手段の多角化」です。乾電池駆動はもちろん、手回し充電やソーラーパネルを搭載したモデルを推奨します。手回し充電による駆動時間は機種によって異なりますが、数分の手回しで数十分程度ラジオが利用できるモデルもあります。乾電池が入手不能となった長期停電で最後の命綱となります。さらに汎用性の高いUSB Type-Cポートを備えスマホへ給電できれば、ラジオ兼予備電源として一石二鳥です。

 第二に必須なのが「ワイドFM(FM補完放送)」の対応です。ワイドFM(FM補完放送)は、AM放送をFM帯で受信できる仕組み。 鉄筋コンクリートの建物内はAM電波が遮蔽されやすいのですが、ワイドFM対応モデルならAM放送よりも建物内で受信しやすくなる場合が多いとされています。

 第三に意識したいのが「防水性能と可搬性」です。避難時の雨濡れを考慮し、少なくともIPX4(生活防水)以上の製品が安心です。非常袋の奥にしまい込まれたラジオは緊急時に取り出せません。最近では、インテリアになじむデザインやLED機能を兼備したモデルが増加しています。普段から枕元に置いて、充電しておくことが最大の防災対策となります。

●家に1台あると安心 防災ラジオが命を守る備えになる理由

 高度情報社会の現代だからこそ、通信インフラ断絶時のリスクは大きいといえます。スマホ1台に情報収集を委ね切るスタイルは、災害時に致命的な脆弱性となります。

 電波障害やアクセス制限に左右されず、常に変わらない音声を届けるラジオは、令和の時代においても命を守る強固なインフラです。スマホを過信しないで、通信途絶に強い独立した情報源として、信頼できる防災ラジオを一家に1台備えておくべきことをおすすめします。

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