僧兵たちの武勇が現代に蘇る 三重県菰野町の温泉街を練り歩く火炎みこし

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2026年09月27日 12:10  OVO [オーヴォ]

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僧兵たちの武勇が現代に蘇る 三重県菰野町の温泉街を練り歩く火炎みこし

 三重県菰野町(こものちょう)の「湯の山温泉」で、秋の夜空を焦がす県下最大級の炎の祭「第55回 僧兵まつり」が10月4日(日)に開催される。戦国時代に織田信長の焼き討ちに屈せず、最後まで勇敢に戦った「三嶽寺(さんがくじ)」の僧兵たちの魂を現代に伝える伝統行事。炎を巻き上げるたいまつを立てた重さ約600キロの「火炎みこし」が、温泉街の急坂を練り歩くさまはまさに圧巻だ。

 「火炎みこし」は松の芯材(ジン)を使用しているため、猛烈な炎と火の粉が立ち上るのが特徴。白頭巾に法衣姿の男衆がみこしを担ぎ、火の粉を鎮めるために沿道から豪快に水が浴びせられる光景は息をのむほどの迫力。炎と水蒸気が入り乱れる中、温泉街を練り歩く熱気を体感できる

 メーン会場となる「湯の山温泉ロープウエイ広場」では、僧兵の装束をまとった打ち手による和太鼓の演舞「僧兵太鼓」が披露される。よさこいやタレントライブなどステージも実施。祭りのクライマックスには、秋の夜空と御在所の山々を鮮やかに彩る打ち上げ花火も予定している。

 また、戦う僧兵たちのスタミナ源だったとされる名物「僧兵鍋」を、温泉街の旅館や飲食店で味わえる。イノシシやシカ、鶏肉と地場の山の幸を、特製の僧兵みそと甘酒で煮込む豪快な郷土料理。地元ではこの鍋を囲む際、「焼き討ちの恨みを忘れないため、鍋の席で織田信長の話をしてはいけない」というユニークな掟が語り継がれているという。

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