【西武】銀行営業職で奮闘した1年後はプロ2軍で26盗塁 川田悠慎はスペシャリストへの礎築く

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2026年09月28日 13:38  日刊スポーツ

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プロ1年目の今季、ファーム・リーグで26盗塁をマークした西武川田(撮影・金子真仁)

<ファーム・リーグ中地区:ハヤテ1−3西武>◇27日◇ちゅ〜るスタジアム清水


1年前は四国銀行の営業職員だった西武川田悠慎外野手(24)は、さすが外回り経験が豊富なだけあって、表情も所作からは読み取りづらい。


しかし心中、胸中は感情にあふれている。


「1年目の感想として、率直に『悔しい』というのが一番です」


そして「1軍の戦力になると決めて臨んだシーズンで、何も力になることはできませんでした」と言葉を続けた。


足のスペシャリストの期待を受け、ドラフト6位指名で入団。しかしここまで1軍昇格はない。いま1軍で代走1番手として起用される高松が圧倒的な数字を出しているわけではないのに、川田にまだ声がかからない。これが現実だ。


打撃、守備にまだ課題がある。1軍で活躍する滝沢夏央内野手(23)のように際どいコースのカットを試みるも、滝沢ほどの精度がまだない。プロのスピードに慣れながら、己の技術を高める1年目になった。


とはいえ、27日のハヤテ戦でも三塁線へのバント安打で出塁後、今季26個目の盗塁で二塁へ。外野フライ2つで生還するなど、試合展開にしっかり入り込めるセンスもある。


まだ盗塁数が10数個だったころ「まずは20個に」と言い、その後「30個」に伸ばした。それでも2軍とはいえ26盗塁をマークし、未来を示した。この数字を1軍で稼げれば、立派な必要戦力になれる。


27日の盗塁も初球から臆せず行った。「とにかく打者のために初球で走れる準備を。特に代走の時は初球で決めることを意識していました」。確率向上のためにスタートやフォームも試行錯誤しながら、プロ野球で戦えるだけのものを身につけようと奮闘した。


今の西武1軍は打ち勝てるチームではない。高い投手力を背景に、1点を守り切る野球がここ数年は続きそうだ。だからこそ、誰からも信頼される“スペシャリスト”の台頭が待たれる。川田にも可能性があり、その資格を手にすべく鍛錬の秋が始まる。【金子真仁】

このニュースに関するつぶやき

  • 昔は銀行の社会人野球チームって結構あったのに、すっかり減ったなあ〜。今は四国銀行ぐらいかな。昔は拓銀とか七十七銀行とか強かったのにね。
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