【陸上】男子3000M障害の三浦龍司が金メダル、青木涼真は銀で、日本勢ワンツーフィニッシュ

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2026年09月28日 19:56  日刊スポーツ

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男子3000メートル障害決勝で力走する三浦龍司(右)と青木涼真(同2人目)(撮影・滝沢徹郎)

<愛知・名古屋アジア大会:陸上>◇28日◇男子3000メートル障害決勝◇パロマ瑞穂スタジアム


男子3000メートル障害決勝で五輪2大会連続入賞の三浦龍司(24=SUBARU)が、8分17秒36で金メダルを獲得した。


青木涼真は8分17秒60で銀メダルを獲得して、日本勢ワンツーフィニッシュとなった。


レース前には「優勝は狙っていくんですけど、それなりにタイムも大事にはしたい。両立して欲張りですけど、狙っていきたい」。アジアの頂点だけでなく、来年の世界選手権北京大会の参加標準記録8分8秒00秒に近づこうと肉薄した。


今季は「出力を出せる体をつくろう」と1500、5000メートルのフラットレースでスピード強化に注力。しかし、今季初戦に選んだ金栗記念選抜大会5000メートルで18位に沈んだ。「疲労感の方が先に来てしまったり、なかなかキレをうまく出せなかった」。強化策と自身のコンディションに不一致が生じていた。


強化プランを見直してたどり着いたのは、高さ91・4センチの障害物を28回、水がたまった水濠を7回越える3000メートル障害での実戦形式の強化。きっかけは4月の織田記念国際でのペースメーカーだった。「サンショー(3000メートル障害)の走り、刺激が、これからの自分の走りを取り戻す上で大事になる」。


拠点の順大では「1000メートル障害」でのインターバル走を実施。三浦は「走りに自然と出てくるキレ、跳躍だったりとかそういった動きもあって、ピリッと勝手にスイッチが入ってくれる」と語る。


6月以降は海外転戦を重ね、有力ランナーとしのぎを削りながら、己を磨いてきた。陸上の世界最高峰シリーズ、ダイヤモンドリーグ(DL)モナコでは今季自己最高の8分10秒30で2位に入った。


8月のDLシレジアでは最後の障害での跳躍の際に左ひざを負傷するアクシデントもあった。ギプス固定をするほどのケガでもあったが、トレーナーと地道にリハビリを重ねて1週間程度でジョグも再開するまでに回復。「アドレナリンでなんとかなるかな」と出場した9月のDLファイナルでは8位に入り、復活を示した。


7位だった21年東京五輪、2大会連続入賞の8位となった昨年9月の世界選手権東京大会に続く、国内開催の国際大会。


大学時代には学生最高峰のFISUワールドユニバーシティーゲームズが目標だった。


「今はスケールがもっともっと大きくなっている」と話すように世界と戦う日本のランナーになった。


自国開催の祭典に「なかなかやっぱりもう経験することはない」。名古屋の夜を力強く、駆け抜けた。

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