今月急逝のオウケンブルースリ 最後の勝利となった09年京都大賞典を振り返る

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2026年09月29日 07:00  netkeiba

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09年の京都大賞典はオウケンブルースリが制した(09年10月撮影、ユーザー提供:ショウナンナンバーさん)
 去る9月9日、08年の菊花賞馬のオウケンブルースリが21歳でこの世を去った。個性的な馬名、そして全盛期を共にした内田博幸騎手とのコンビが印象的な名馬だった。今回は最後の勝利となった09年の京都大賞典を振り返る。

 オウケンブルースリは、父ジャングルポケット、母シルバージョイ、母の父Silver Deputyの血統。馬主は福井明氏、生産者はノーザンファーム。皐月賞の翌週にデビューし、日本ダービーの翌週となる3戦目で初勝利をゲット。そこから500万下、1000万下を連勝すると、神戸新聞杯でも3着に健闘した。さらに菊花賞では1番人気に応えて堂々の差し切り。デビューから184日目での同レース制覇は、2歳戦がスタートした46年以降の最短記録だった。続くジャパンCは5着。リフレッシュを挟み、古馬初戦の阪神大賞典で7着に敗れた後、体調が整わなかったために休養へ。そして待望の復帰戦に選ばれたのが京都大賞典だった。

 ジャガーメイル、トーホウアランに続く3番人気に推された一戦、オウケンブルースリは「さすがGI馬!」という圧巻の走りを見せた。道中は後方でじっくりと脚をためる。勝負どころでも動く気配はなかったが、鞍上の内田博幸騎手に焦りはなかった。直線に向いて大外に進路を取るとグングンと加速。1頭、また1頭と前を捉えて先頭に立つと、追いすがるスマートギアを3/4馬身差で退けてフィニッシュ。約半年ぶりの実戦、さらにメンバー中最重量タイとなる59kgを克服し、菊花賞以来となる2つ目の重賞タイトルを手にした。

 結果的にオウケンブルースリにとって京都大賞典が最後の勝利となった。とはいえ、その後も一線級で何度も好勝負を演じた。京都大賞典から中2週で挑んだ天皇賞(秋)は4着。続くジャパンCではウオッカに僅か2cm差まで迫る2着に健闘したのだ。ラストランとなった12年の有馬記念まで全27戦、実に濃密な競走馬生活だったといえる。

 引退後は北海道浦河町のイーストスタッドで種牡馬となり、18年の共同通信杯を制したオウケンムーンを送り出した。23年に種牡馬を引退すると、同じく浦河町のうらかわ優駿ビレッジAERUで功労馬として余生を過ごした。そして9月9日、肺炎による呼吸不全のため21歳で永眠。栗毛の美しい馬体と印象的な馬名、そして数々の激闘。オウケンブルースリはファンの記憶に長く残る名馬だった。

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