
9月28日に発表された、東京大学の次期総長(学長)予定者。その選考内容が、世間の大きな注目を集めている。
東大、初の女性総長が“逆転選出”
選出されたのは、同大学の藤垣裕子教授。1962年生まれの藤垣教授は、東大総合文化研究科に所属し、科学技術社会論・科学計量学を専門としている。2021年から5年間にわたって、現総長・藤井輝夫氏のもとで入試などを担当する理事・副学長を務めた人物だ。
「女性が東大の総長になるのは、初めてのこと。藤垣教授の選出が話題になるのも無理はありません。今後、文部科学大臣の任命を経て2027年4月に第32代総長として就任する予定で、任期は6年間となります」(全国紙社会部記者)
東大に新たな風を呼び込みそうな藤垣教授の選出。しかし、世間が関心を寄せるのには別の理由があるという。
「東大の総長選考では、学内外の委員による総長選考・監察会議によって候補者を5名に絞り、その後に教員らによる意向投票が行われました。2回目の投票で、藤垣教授が獲得したのは553票。1位の染谷隆夫副学長は1107票を獲得していて、“ダブルスコア”をつけられての2位だったのです。最終的に、面接や所信表明の内容もふまえて“総合的に考慮した”結果として、藤垣教授が選ばれたわけですが、意向投票で1位だった候補者が東大の総長に選ばれないのは、初めてのケースです」(同・社会部記者)
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異例づくめとなった東大の総長選。世間からは「何のための投票なんだよ」「国の最高学府も面目立つのか、コレで?」「東京大学は何故この選挙結果になったかを説明すべきだと思います」「ダブルスコアで負けてるのに『総合的に考慮した』ってなんやねん」など、ツッコミの声が殺到している。
東大法学部卒で経産官僚出身の衆議院議員・門ひろこ氏も、自身のX(旧ツイッター)に《染谷教授がトップ得票じゃなかったの??なんでですかね??》とポスト。《さすがにダブルスコアなのは、、、大学の自治とは、、、》と、選考内容に疑問を呈している。
また、同じく東大法学部卒で元検察官・元衆議院議員の山尾志桜里弁護士もXに長文を投稿。《学内投票で過半数を得た候補を退け、その半分の票だった藤垣さんが東大の次期総長に。『総合的に勘案』という曖昧説明では女性優遇にしか見えず、これでは東大初の女性総長が『女子枠総長』になってしまいます》と訴えつつ、《もし性別が理由でないのなら、東大はより具体的に選出理由を語るべきではないでしょうか》と詳細な説明を求めている。
なお、藤垣教授は記者会見にて東大が2026年4月に創立150周年を迎えことに触れ、「150年たってようやく女性総長を生み出したというのは、社会にとってもメッセージ性があるのではないか。研究者を目指す女性が増えることを期待している」とコメントしている。
初の“逆転選出・女性総長”となった藤垣教授。かつてない注目度を、どう活かしていくのか――。
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週刊女性PRIME
