
去年、水戸市で元交際相手のネイリストの女性を殺害した罪などに問われている男に、拘禁刑20年の実刑判決が言い渡されました。
小松本さんの夫
「2つの命をとられたとしか思っていないので、2人に対して『ごめんね』しかないです」
きょう、悲痛な胸のうちを語ったのは、妊娠中の妻を殺害された夫です。
小松本さんの夫
「早く帰れなかった。もう少し早くいろんな対応ができたのではないかと」
事件が起きたのは去年の大みそか。水戸市のアパートで小松本遥さん(当時31)が殺害されました。
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この事件で殺人の罪とストーカー規制法違反の罪に問われたのは、大内拓実被告(29)。小松本さんの元交際相手です。
大内拓実 被告
「不安な気持ちや、もどかしい気持ちに変化していった」
小松本さんとの交際が解消されると、復縁を迫ったという大内被告。しかし、連絡が取れなくなると、元交際相手に寄せていた気持ちは“強い殺意”に変わっていきました。
大内拓実 被告
「自分が楽になって、モヤモヤした気持ちを消したかった。出会う前に戻って、リセットしようと思った」
起訴内容を認めたうえで、動機についてこう話しました。
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また、裁判で明らかになったのは、大内被告の“執拗なストーカー行為”です。
検察側
「被害者を執拗にさがし、居場所や家を把握した」
大内被告が小松本さんの自宅や行動を把握するために使ったのは、スマホなどで位置情報を特定できる「紛失防止タグ」。これをぬいぐるみに隠し入れ、小松本さんに送っていたほか、車にも取り付けていました。
小松本さんは、事件のおよそ7か月前に念願だったネイルサロンを開業。その後、現在の夫と結婚し、お腹には赤ちゃんがいました。
検察側は…
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検察側
「被害者は新婚で妊娠していて、幸せに満ち溢れた人生を送るはずだったが、突如として無残に命を絶たれた」
拘禁刑21年を求刑。
一方の弁護側は、“踏みとどまろうと葛藤していた。更生できる人間である”などとして、量刑について争うとしていました。
そして、きょうの判決。水戸地裁は「被告人は未練を断ち切ることができず、拒絶されると不安や苛立ちを抱き、怒りを募らせた」と指摘。その上で…
裁判長
「自分が楽になるためという動機は、身勝手というほかない。妊娠中であったのに、突然の理不尽な凶行により人生を終えることを余儀なくされた被害者の無念さは計り知れない」
拘禁刑20年の判決を言い渡しました。
小松本さんの夫
「正直、納得はしていない。たった20年で外に出てこられてしまうのと、2人に対して『ごめんね』しかないです」
