八木佳奈里が新ブランド「コード」を始動 意思が宿る“かわいい”服を提案

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2026年10月01日 16:11  Fashionsnap.com

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2027年春夏コレクションより

Image by: KHODE
 デザイナーの八木佳奈里が手掛けるウィメンズブランド「コード(KHODE)」が、2027年春夏シーズンにデビューする。

 八木は国内デザイナーズブランドで約2年間アシスタントとして経験を積み、その後国内ウィメンズアパレル企業に入社。今後も同社でデザイナーとして勤務する傍ら、個人事業としてコードを手掛けていく。

 ブランド名「KHODE」は、大きな集団を意味する英単語「Horde」と、八木の頭文字「K」を組み合わせた造語。ブランドを通じて出会う人々の輪が広がってほしいという思いを込めたという。コレクションでは、「心の中にある、ときめきを信じる。」をコンセプトに、プレイフルでロマンチックなムードにタフな要素を掛け合わせたアイテムを提案する。
 ファーストコレクションのテーマは「Dear Diary」。バレエを習っていた幼少期に親しんだレオタードや、母親が集めていたヴィンテージのレース、フリルをあしらったテーブルランナーなど、八木自身の思い出を着想源に、現在の自身を形づくった憧れや未完成だった時間を服へと落とし込んだ。全12型を揃え、価格帯は2万5300〜11万2200円。

 かわいらしさだけではなく、着る人の意思や強さも感じられるデザインを目指したという八木。ファーストコレクションでは専門学校で学んだパターンの知識を生かし、ロマンチックな意匠にメンズウェアの機能的な構造を掛け合わせた。ダブルブレステッドのスタジアムジャケットには、身体の動きに合わせて可動域を確保するプリーツを施し、デザインだけではなく機能性も追求。テーブルランナーから着想したシングルジャケットでは、フリルをあしらった長方形のパーツを身頃にドッキングすることで装飾的な甘さを加えながら、構築的なパターンワークやストライプ柄の袖裏など、メンズウェアの要素を組み合わせた。

 ヴィンテージのテーブルランナーをドッキングしたブラウス(7万9200円)は、サイドに配したリボンを絞ることでシルエットを変えられる仕様に。ボディには、オーガニックコットンを高密度に織り上げたタイプライター素材を使用し、特殊樹脂加工とワッシャー加工によって光沢感を加えた。同じくテーブルランナーから着想したミニスカート(5万6100円)には、EVA樹脂製のレースを採用。布帛では表現しにくいハリと独特の質感を生かし、土台には塩縮加工による細かな凹凸を持つ素材を組み合わせることで、空気を含んだような膨らみのあるシルエットに仕上げた。自身の記憶を服へと置き換えながら、着る人それぞれの過去の記憶や感情にも重なるようなコレクションを目指したという。

 シンプルなアイテムにもブランドらしさを取り入れたいという考えから、2枚のTシャツが身体に巻き付くような構造のTシャツ(3万9600円)を製作。自分自身を抱きしめるようなイメージから着想したデザインで、背面のボタンの留め方や布の巻き方によって、オフショルダーやワンピースのようなシルエットにもアレンジできる。

 当面は卸を中心に販売し、将来的には自社オンラインストアの立ち上げも検討。今後について八木は、「着ていただけて初めて意味があると思っているので、リアルさは絶対に残したい」と話し、日常のワードローブとして着られる実用性と、見たことのないデザインの面白さを両立するブランドを目指す。まずは国内の卸先を広げながら、将来的には韓国やヨーロッパなど海外での展開も視野に入れていくという。

◾️コード:公式インスタグラム 菅原まい (Mai Sugawara) FASHIONSNAP 編集記者 2002年、東京都生まれ。青山学院大学総合文化政策学部卒業後、2025年に新卒でレコオーランドに入社。中学生の頃から編集者を志し、大学生時代は複数の編集部でインターンとして経験を積む。特技は空手。趣味は世界中の美味しそうなお店をGoogleマップに保存すること。圧倒的猫派で、狸サイズの茶トラと茶白を飼っている。

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