
ミャンマーの国境地帯にある特殊詐欺拠点にいたとみられる日本人の大学生2人が、隣国のタイで地元警察に保護されました。タイ警察によりますと、少なくとも数十人の日本人が人身取引されるなどして、ミャンマー側の詐欺拠点にいる可能性があるということです。
タイ警察によりますと、ミャンマーと国境を接するタイ西部カンチャナブリ県で先月30日、いずれも20代の日本人の男子大学生2人が保護されました。
2人は高額のバイトに誘われ、ミャンマー側にある特殊詐欺拠点にいたとみられ、犯罪組織の幹部から「かけ子」を続けなければ、日本にいる家族に危害を加えると脅されていたとみられています。
2人が家族らに電話で助けを求めたことから、現地の日本大使館がタイ警察に救出を要請したということです。
タイ警察は、2人が人身取引の被害者なのかどうか、いきさつを詳しく調べています。
|
|
|
|
ミャンマーでは近年、少数民族武装勢力が支配する一部の国境地域で、多数の外国人が中国系犯罪組織などの拠点に監禁され、詐欺を強要される問題が深刻化。ミャンマーの親軍政権は、特殊詐欺拠点を爆破するなどして取り締まりの強化をアピールしていますが、その後も犯罪組織の活動は続いていると指摘されています。
タイ警察の関係者は「少なくとも数十人の日本人が人身取引されるなどしてミャンマー側の詐欺拠点にいる可能性がある」としています。

