【テニス】錦織圭に特別栄誉賞 チャン氏「コーチで友人だったこと誇り」盛田氏「孫みたいなもの」

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2026年10月06日 17:58  日刊スポーツ

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引退セレモニーに臨む錦織圭(撮影・足立雅史)

<テニス:木下グループ・ジャパン・オープン>◇6日◇最終日◇東京・有明テニスの森公園


現役最後の試合を終えた錦織圭(36=ユニクロ)の功績をたたえるセレモニーが6日、有明コロシアムで行われた。日本テニス協会から特別栄誉賞が贈られ、競技人生を支えたマイケル・チャン氏と盛田正明氏がスピーチした。


14年シーズンから約10年間コーチを務め、同年の全米オープン準優勝などを支えたチャン氏は「彼ほど教えたことを早く飲み込む人を見たことはありません」と、錦織の才能をたたえた。その上で、コーチができることには限りがあり、最後に努力し、コートで自分を信じて戦うのは選手自身だと強調した。


国を代表する選手として注目や期待を背負いながらも、「一度も『やらない』『トライしない』と言ったことはない。彼は成功するための努力から離れることはなかった。文句を言わず粘り強く戦った」と振り返った。


「一つだけ後悔していることがある」と切り出し、「彼が一言も日本語を教えてくれなかったことです」と冗談も挟み、日本語で「ナニヒトツモ」と付け加えた。最後は「あなたのコーチで友人だったことを誇りに思っています」と語りかけた。


日本テニス協会元会長の盛田氏は、自ら設立した「盛田正明テニス・ファンド」を通じ、錦織の米国留学を支援した恩人。錦織は03年、13歳で米フロリダのIMGアカデミーへ渡り、世界への道を歩み始めた。


盛田氏は、全国小学生大会で錦織の才能を見いだし、家族に「外国で鍛えたらもっとすごい選手になる。私に彼を貸してください」と頼んだことを回想。「今思うと、よく1人で頑張ってくれた」とねぎらい、「日本を代表する素晴らしい選手になったことがうれしい」と喜んだ。


「彼はまだ若い。30歳ですか?」と問いかけ、錦織が手を振って否定する場面もあった。「彼は孫みたいなもの。彼の人生はこれからですから」。長く成長を見守ってきた盛田氏は「これからの彼がお世話になることがあったら、ぜひ今まで以上の応援をお願いします」と呼びかけていた。【勝部晃多】

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