『Casa BRUTUS』2026年11月号、特集「世界のBEST美術館」10月8日発売 ©マガジンハウス 「スター・ウォーズ」シリーズの生みの親、ジョージ・ルーカスが手がけた「ルーカス・ミュージアム・オブ・ナラティブ・アート」が、10月8日発売の『Casa BRUTUS』2026年11月号「世界のBEST美術館」で特集される。9月22日に米ロサンゼルスで開館した美術館を現地取材し、表紙と20ページにわたって紹介する。
【画像】ルーカス・ミュージアムの特集ページの一部を公開 同館は、約8年の歳月と総工費1550億円をかけて誕生。宇宙船を思わせる建築を、MADアーキテクツのマ・ヤンソンが設計した。誌面では現地で撮影した写真に加え、設計者マ・ヤンソン(MADアーキテクツ)へのインタビューやルーカスのコメントを掲載する。
30を超えるギャラリーと4万点の収蔵品を擁する館内では、絵画、映画、マンガなど、ジャンルを横断して作品を展示。フリーダ・カーロの絵画や、バンクシー、KAWSといったストリートを発祥とする現代アートに加え、日本からは『AKIRA』の金田正太郎の像や『鉄腕アトム』の原画なども紹介されている。
開館記念展示「Star Wars in Motion」では、ルーカスが手がけた『スター・ウォーズ』の映画6作品に関するインスタレーションを展開。C-3PO、R2-D2、ルーク・スカイウォーカー、ダース・モールなどのキャラクターにまつわる展示や小道具、ヨーダとパルパティーンの対決場面の基になったイラストレーションなどが並ぶ。
開館までには、建設予定地の変更や行政手続き、大衆文化とハイアートを等しく扱うことへの批判など、さまざまな困難があったという。ルーカスは「あらゆる不可能を可能にしてきた自分もさすがに挫折しかけた」と振り返っている。
ルーカスは「ピクチャー(絵や映像)には力があり、ストーリーにも力がある。両者が合わさるとさまざまな要素が“社会”を生み出します。私がこの美術館を作った動機がまさにこれ。ナラティブ・アート(語りの芸術)を通じて生まれるのは共通認識を前提とした人々のグループ。この共通認識の前提があれば人々は力を合わせて何かを作り出そうとするのです。そう、互いを殺し合うのではなく」と思いを伝えている。