
テレビ朝日系「報道ステーション」(月〜金曜午後9時54分)の大越健介キャスターが6日夜、同番組に生出演。簗和生農相が、自身を支援しなかった栃木県の地元2自治体について道路予算を「大幅にカットした」などと発言したと認め、撤回した問題を巡り、高市早苗首相の任命責任に言及した。
簗氏は5月の自民党員らとの会合で、衆院選で首長が自身を応援しなかった那須烏山市と那珂川町の道路予算をカットしたと発言。5日に発言を撤回したが、担当省庁への働きかけは「ない」と説明していた。国土交通省は6日、この発言に関する調査結果を発表。2月8日投開票の衆院選後、首長が簗氏を応援せず対立候補を支援した両市町の予算配分額について、簗氏が当時の佐々木紀国交副大臣と黒田昌義官房長に照会していたことが分かった。黒田氏は「はっきりと覚えていないが、働きかけや圧力はなかったと思う」などと説明したという。また、簗氏を応援した首長がいる2市町の交付金については増額されたことも判明した。
この日、同番組ではこの件について報道。政治部官邸キャップの千々岩森生氏が「官邸はあくまで“簗大臣を守る”というスタンスに変化ありません。先週から変わらないということですね。むしろ、国交省のこの調査を受けて“これで幕引きをはかりたい”というのが本音のようです」などと解説した。
大越氏が「しかし明日からは衆議院本会議が始まります。野党側も代表質問に立ちます。高市さん自らはこれからは矢面に立つということも考えられますが、そのあたりはどうでしょうか?」と聞くと、千々岩氏は「自民党内すら(から)も“厳しい”という(声が出ている)のが現状なんですね。自民党の執行部の中からも“閣僚として不適格だ”とため息が漏れてきます」などと説明した。
これらをうけ、大越氏は「国会議員が地元の繁栄のために予算の獲得に努める、これはもう一概に否定できるものではないと思うんです。実際、国とのパイプの太さ、あるいは自分の顔の広さというものをセールスポイントにして選挙を戦ってきた…そういう議員も多いはずです。ただこの簗大臣の場合ですね“自分を支持するか、しないか”で予算の配分に差を付けると、あけすけに表明してきたところに最大の問題があります」と述べ、「高市総理の任命責任が問われるのは当然のことだと思います」ときっぱり指摘した。
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