Apple TV、F1生中継にドルビーアトモス導入

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2026年10月13日 17:30  MEDIAMIXI

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アップルは、ドルビー(Dolby)ラボラトリーズと提携。今年から米国で配信しているApple TVのF1生中継で、10月23日に開幕する米国グランプリを皮切りに、ドルビーアトモス(立体音響技術)を導入する。

ドルビーアトモスとドルビービジョン(ハイダイナミックレンジ映像技術)を組み合わせることで、視聴者に臨場感あふれる体験を届ける。

アップルのオリバー・シュッサー氏(音楽・スポーツ・Apple TV・Beats担当バイス・プレジデント)は「私たちは、Apple TVでのF1中継をファンにとってさらに魅力的なものにする新たな方法を常に模索している」とコメント。ドルビーアトモスの導入は、視聴体験のあらゆる面で革新を続けていく同社の取り組みを示す一例だとしている。

米エンターテインメント誌「ザ・ハリウッド・リポーター(THR)」は、アップルはESPNのようなスポーツ界の巨人ではなく、Prime Videoと同等のリソースをスポーツ分野に投じているわけでもないと指摘。その代わりに、投資するスポーツについては、他より一歩上の映像・音質を含め、視聴者に可能な限り最高の体験を提供する方針だと分析している。

アップルはF1中継に注力しており、サービス事業(Apple TVを含む)を統括するエディ・キュー氏は、視聴者数が前シーズン(ESPN放送時代)に比べて2桁伸びていると明らかにしていた。

(文:坂本 泉)

榎本編集長「スポーツが配信サービスの解約を防ぐ「錨」になっている。インドのクリケット、韓国の野球に続き、先週はエミー賞も2027年からPrime Videoへ移ると決まった。ただしエミー賞は無料配信で、狙いは会員維持だけではない。その中でアップルの戦略は独特だ。MLSの全試合、MLBの金曜中継、米国でのF1と、権利を厳選して体験の質を磨く。映画『F1/エフワン』の世界的ヒットに続き、2026年から5年間のF1米国独占配信を獲得。MLBではVision Pro向け没入型中継まで始めた。F1も4Kのドルビービジョンに加え、10月23日開幕の米国GPからドルビーアトモスも導入する。キュー氏は視聴者数がESPN時代より前年比2桁%増と語るが、実数は未公表だ。買える権利を片端から買うのではなく、選んだ権利をアップルの技術で独自の視聴体験に仕立てる。映像配信大手の物量戦の隣で、アップルは別のゲームを続けているといえるかもしれない。」

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