韓国・釜山港に停泊する北極海航路経由で欧州に向かうコンテナ船「パンスター・アクロ」=8月22日、釜山(EPA時事) 【ソウル時事】韓国のコンテナ船が北極海航路を利用し、初めて欧州との間での試験的な往復運航を完了した。航海日数の短縮が期待され、李在明大統領は13日に開かれた式典で「新航路は危機に際して頼れる選択肢になる」と強調した。
韓国政府は、2030年までの定期航路開設を目標に掲げている。今回の試験運航のデータを分析し、商業利用の可能性を検討する方針だ。
コンテナ船は8月22日に釜山港を出発。オランダのロッテルダムなど欧州の計3カ所を経由した後、今月11日に帰港した。スエズ運河を通る通常ルートに比べ、距離は35%短縮されるとともに、所要日数も片道30日から20日に減った。
北極海航路は、地球温暖化による海氷面積の減少で10年以降、夏季の通行が可能になった。ただ、ロシアの協力が必要とされるなど課題も多い。