
野菜の価格が高騰する中、これまで低価格で食卓の味方だったもやし。実はここ数年、もやし生産者の廃業が相次いでいるのです。一体何が起こっているのでしょうか?
豚からとった濃厚スープに、平たく太い麺。そこに入れるのは大量のもやしです!ニンニクや背脂たっぷりの「二郎系」ラーメン。これに欠かせない“もやし”が今、ピンチだと言います。
豚ノヴァ零 神田水道橋店 並木遼馬さん
「ちょうど今月の頭に、依頼している業者から値上げの通知書が届いた」
お店では1日20キロのもやしを使うといいますが、2キロで300円だったもやしが370円に値上げされたのです。
現在、もやしを追加できる“ヤサイマシ”は100円ですが、さらなる値上げがあると、値段の見直しを考える事態にも…
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「もやしあってこその二郎って感じなので、もやしがないとダメですね」
豚ノヴァ零 神田水道橋店 並木遼馬さん
「色々なところで節約していかなければいけない。もやしぐらいは頑張れるところまでは頑張りたい」
スーパーでも異変が。こちらではここ5年、もやしを29円で販売してきましたが、今年2月に6円値上げし、現在は35円に。
スーパーイズミ 五味衛 社長
「(もやしの)原価が上がってきて、ギリギリで売っている商品。本来だったら(1袋)39円ぐらいで売りたい。安いイメージがついているので、高くなってくると、非常に売りづらくなる」
もやしといえば…
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「値段が安い。味噌汁・サラダ・おかずにも何にでも使える。かさ増しして出している。味方です、主婦の味方」
“食卓の味方”で“安くて当たり前”だったもやし。実はここ17年で全国のもやし生産者数は3分の1にまで減少しています。
報告
「埼玉県所沢市にあるもやしの製造・販売を行う会社ですが、事業を停止したということです」
今月1日までに事業を停止したところも。もやしの原料や光熱費が高騰する中、価格転嫁が進まなかったことなどで廃業したと言います。
物価高の中で難しい経営を迫られているもやし業者。首都圏などのスーパー向けに毎日30トンのもやしを生産している業者いわく…
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旭物産 林正太郎 社長
「差別化しづらい野菜なので、どうしても価格勝負になりやすい。値上げをすると、他のもやし屋さんでも、より安く同じもやしが提供できるとなりがち。価格転嫁しづらい野菜なのかな」
こちらでは中国から輸入していた原料の緑豆が高騰したため、ミャンマーなど他の国からの輸入を増やし、なんとかコストを削減しているといいます。
その価格は今後、ますます上がっていくのでしょうか。
