AppleCare+なしで修理費最大27万超の「iPhone Duo」を守るなら? 年間2万も差が出る、スマホ保険を検討してみた

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2026年10月15日 14:31  ITmedia Mobile

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「iPhone Duo」は本体も高価だが、安心して使うための補償サービスも考えるとさらに高額となる

 Appleが10月23日に発売する折りたたみ型スマートフォン「iPhone Duo」について、AppleCare+に加入していない場合の修理費用が明らかになった。インナーディスプレイ(折りたたみ画面)の損傷は18万2800円、その他の損傷は最大27万3800円にも上る。


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 高額な修理費用を考えれば、Appleの延長保証サービス「AppleCare+」(月額2980円または年額2万9800円)への加入は避けられないように思える。ただし、具体的な修理費用が分かったことで、Apple以外のいわゆる“スマホ保険”とも比較しやすくなった。例えば、1事故あたり20万円まで補償するスマホ保険であれば、インナーディスプレイの修理費用を賄える計算だ。


 そこで、保険会社や少額短期保険会社、通信キャリア、クレジットカード付帯のスマホ保険/補償サービスを幅広く調べ、未来のiPhone Duoユーザーが検討すべき選択肢をまとめた。


●注目すべきは「1事故あたりの上限額」


 AppleCare+に加入していない場合のiPhone Duoの主な修理費用は、アウターディスプレイ(外側の画面)の損傷が6万4800円、インナーディスプレイの損傷が18万2800円、その他の損傷が27万3800円だ。一方、AppleCare+に加入していれば、インナーディスプレイの損傷やその他の損傷、盗難・紛失は1万2900円で済む。


 スマホ保険の多くは、1事故あたり5万〜10万円程度を上限としている。この水準では、アウターディスプレイの修理には足りても、インナーディスプレイの修理には足りない。つまり、修理費用が高額なiPhone Duo向けの保険を選ぶ際に注目すべきは、1事故あたりの上限額が20万円前後あるかどうかだ。


●インナーディスプレイの修理費用を賄える保険は?


 調査した中で、インナーディスプレイの修理費用を1回で賄えるのは、Mysurance(SOMPOグループ)が引き受ける2つの商品と、ソニー少額短期保険の商品だった。


Mysurance「スマホ保険」プロプラン


 Mysuranceの「スマホ保険」プロプランは、月額790円で1事故あたり20万円、保険期間の通算で40万円まで補償する。自己負担額は0円なので、インナーディスプレイの修理費用18万2800円を全額賄える。年額に換算すると9480円で、AppleCare+の年額2万9800円より約2万円安い。


 ただし、加入できるのは格安SIM(MVNO、サブブランド)の回線を使っている端末に限られ、ドコモ、au、ソフトバンクの回線では加入できない。また、購入後1年以内の端末が対象となる。


クロネコ「スマホもしも保険」プロプラン


 大手キャリアの回線を使っている場合に有力なのが、ヤマト運輸が販売する「クロネコ「スマホもしも保険」」のプロプランだ。引受保険会社は上記と同じMysuranceで、月額790円、1事故あたり20万円、保険期間(1年)の通算で40万円、自己負担額0円と、補償内容はMysuranceのプロプランと同等となる。


 こちらは通信キャリアを問わず加入でき、ドコモ、au、ソフトバンクの回線を使う端末も対象となる。購入後1年以内の端末に限られる点はMysuranceと同じだ。破損や水ぬれ、故障に加え、データ復旧の費用も補償される。盗難・紛失時は、購入金額と再調達価額のいずれか低い方の50%が支払われる。


ソニー少額短期保険「スマホ保険」24万円プラン


 旧justInCaseの商品を引き継いだソニー少額短期保険の「スマホ保険」は、2026年2月に内容を刷新し、月額980円の24万円プランを用意している。自己負担額は2500円で、全キャリアの端末が対象となる。購入後3年以内であれば申し込めるため、購入後しばらくたってから加入を検討する人にも向いている。なお、24万円プランの加入には端末購入時の領収書が必要だ。


iPhone Duoが対象機種になるかは要確認


 注意したいのは、これらの保険は各社が指定する機種のみを対象としている点だ。Mysuranceの場合、対象機種は申し込み画面で確認する仕組みとなっている。記事執筆時点で、iPhone Duoが各社の対象機種に含まれるかは明らかになっていない。加入を検討する場合は、事前に対象機種を確認してほしい。


●安価な上限10万〜15万円クラスの保険は「外側の画面」向け


 上限額が10万〜15万円の保険は、アウターディスプレイや背面ガラスの修理には十分だが、インナーディスプレイの修理費用には届かない。例えば上限10万円の保険にしか入っていなかった場合、インナーディスプレイの修理(18万2800円)が発生したら、8万2800円が自己負担となる。


 代表的なものとしては、au少額短期保険の「スマホ保険」スタンダード10(月額380円、上限10万円)、ニッセイプラス少額短期保険の「スマホ保険」安心プラン(月額400円、上限10万円)、PayPayほけんの「スマホ保険」安心プラン(月額900円、破損は1事故あたり10万円)などがある。


 さくら少額短期保険の「モバイル保険」(月額700円)は、補償上限が年間15万円だが、スマートウォッチやワイヤレスイヤフォンなどを含む3台までをまとめて補償対象にできる。インナーディスプレイの修理では3万2800円の自己負担が生じるものの、複数のデバイスを持つ人には検討の余地がある。


●キャリアの補償はAppleCareベースが主流


 通信キャリアの補償サービスは、AppleCareのサービスを組み込んだ「with AppleCare Services」が主流だ。auは月額2450円、ソフトバンクは2180円、楽天モバイルは2200円(いずれもiPhone 18 Proシリーズなどの場合)で、自己負担額はAppleCare+とほぼ同じとなる。


 ドコモ、au、ソフトバンクは既にiPhone Duoの販売価格を発表しているが、10月15日時点で各社の補償サービスの料金表にiPhone Duoの記載はなく、iPhone Duo向けの月額料金は分からない(ソフトバンクは「最大2180円」と案内)。また、多くのサービスはキャリアで端末を購入した際にしか加入できないことにも注意が必要だ。


●クレジットカード付帯のスマホ保険は「補助」と考える


 クレジットカードに付帯するスマホ補償は、補償上限が年間3万〜5万円程度のものが多い。最大級の「アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード」でも年間15万円で、そもそも同カードは年会費が16万5000円だ。「dカード PLATINUM」は年間20万円を補償するが、対象は紛失・盗難・修理不能時の買い直しに限られ、修理費用には使えない。


●2年間のコストで比べると?


 iPhone Duoを2年間使い、インナーディスプレイを1回破損したと仮定して比べてみよう。AppleCare+(年額払い)は保険料5万9600円と自己負担1万2900円で計7万2500円かかることになるが、仮にクロネコ「スマホもしも保険」のプロプランに加入していた場合は、保険料1万8960円のみで、5万円以上も安くなる。


 一方、27万3800円の「その他の損傷」が発生した場合、プロプランは上限を超える7万3800円が自己負担となり、ユーザーの財布から出ていく金額の合計は9万2760円とAppleCare+を上回る。盗難・紛失時の保険金も購入金額などの半額にとどまり、自己負担1万2900円で済むAppleCare+との差は大きい。


 また、スマホ保険は、ユーザーが修理代金をいったん支払い、後から保険金を請求する仕組みが一般的だ。Apple Storeなどで自ら修理を手配する場合、インナーディスプレイなら18万円超を一時的に立て替える必要がある。なお、クロネコ「スマホもしも保険」は、ヤマト運輸に修理を依頼すれば修理代金の支払いは不要としている。ただし、機種や損害の状況によっては修理を受け付けられない場合があるという。


●結局どれを選ぶべき?


 インナーディスプレイの破損に備えつつ費用を抑えたいなら、格安SIMユーザーはMysuranceのプロプラン、大手キャリアのユーザーはクロネコ「スマホもしも保険」のプロプランかソニー少額短期保険の24万円プランが有力候補となる。。いずれもiPhone Duoが対象機種となることが前提だ。


 一方で、本体の大きな損傷や盗難・紛失まで手厚く備えたい人、修理代金の立て替えを避けたい人、エクスプレス交換などで端末を使えない期間を短くしたい人には、やはりAppleCare+が安心だ。初めての折りたたみ型iPhoneであり、実際の耐久性はまだ分からない。自分の使い方や、壊したときに許容できる自己負担額を考えた上で選びたい。


※記事中で紹介している保険料や補償内容は、記事掲載時点で筆者が独自に調査したものです。加入前に各社の公式サイトで最新の情報や条件を確認してください。



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