キャッチボールするロッテ・坂本光士郎(撮影=岩下雄太) ロッテの秋季練習が15日、ZOZOマリンスタジアムで行われた。
坂本光士郎は今季29試合を投げ、2勝1敗1ホールド、防御率3.86の成績を残した。昨年のこの時期は“安定感”を求めてトレーニングを積んでいたが、今年も変わらず「安定感というのは求めてやりたいと思っています」とのことだ。
今季は夏場以降にこれまで練習していたツーシームを投げるようになった。そのことで、左打者のアウトコースのスライダーを使いやすくなったりしたのだろうかーー。
「自分がピッチャーの時は外目つけになると思うので、スライダーであったりストレートであったりとか、その中で入ってくる球があるだけでバッターはそれもケアしなければいけなくなるので、そういうところに関して最後スライダーというのも投げやすくなったと思います」
ツーシームの割合が夏場以降増えた一方で、スプリットの投球割合が減少。スライダー、カットボール、ツーシーム、ストレートで抑えられていたことも関係しているのだろうかーー。
「ツーシームで結構、右バッターに関しても曲がりながら沈んでいくので結構使えそうだなと思ったので、モノにしたいというのもありました。実戦の中でそれがモノにできたらいいなと思ってやっていました」
この秋以降もツーシームを磨いていく考え。「ツーシームの感じがすごく良いので、それをモノにしたいのがあります。それがモノにできれば来シーズン投球の幅も変わると思いますし、もっと楽なピッチングができるんじゃないかなと思います。そこを追い求めてやっていこうかなと思います」と力を込めた。
落ち球ではスプリットとともに、春季キャンプではチェンジアップを投げていたが、シーズン中はほとんど投げていなかったように見える。チェンジアップをはじめとした落ち球もこのオフ、磨いていくことになるのだろうかーー。
「落ち球というのもあればすごく便利ですし、右バッターにも便利な球になる。そこに関しては引き続き、ツーシーム、落ち球というのもやっていこうと思います」
◆ 愛斗、白黒バットで練習
愛斗は第1クール最終日となった13日、打撃練習の時は白木の長いトルピードバットで打ち、ロングティーの時のみ白黒のバットで打っていたが、第2クール初日となったこの日はロングティーから全ての打撃練習で白黒のバットで打った。
「形が違くて、ちょっと(白木の)トルピードを試していたという感覚です」と教えてくれた。トルピードバットの感覚については「僕の形じゃないですし、重たいので感覚がわかりにくいですが、自分の重さと長さになれば、いいかもしれない」と明かした。
愛斗はここ数年、長打にこだわって取り組んできたが、この秋以降も継続し、ブラッシュアップしていく。
新たに長打を打つために「構えの足の位置だったりとか、バットの軌道を完璧にマスターできるようにやりたい感じです」とのことだ。打撃練習ではバスターで打ったり、ノーステップで打ったりしている。「それはずっとやってきていることで、自分の中でしっくりきている練習方法。そこは変えないように続けることが大事だと思います」
長打とともに継続して取り組んでいるひとつがウエイトトレーニング。24年秋から再び取り組むようになってから2年近くが経った。プレー面に繋がっている部分はあるのだろうかーー。
「打球は飛ぶようになったと思います。それ以外の弊害、筋肉を増やして足が遅くなったというのはないので、いい傾向なんじゃないかなと思います」シーズン中は体重を90〜-92キロをキープした。
来年に向けて、自分自身が目指す方向に向かって、トレーニングを積んでいく。
取材・文=岩下雄太