声優らの声を生成AIで利用する際のルールを定めたガイドラインについて、記者会見する声優の池水通洋さん(右)と島田敏さん=15日午後、東京都新宿区 声優らが加入する協同組合「日本俳優連合」(日俳連)は15日、東京都内で記者会見し、事業者が生成AI(人工知能)で声優らの声を利用する際のルールを定めた初のガイドラインを策定したと発表した。現在、声の権利を保護する法律がないことから、自主的な基準として策定したといい、今後事業者側に周知して業界内のルールとしての定着を目指す。
ガイドラインでは、声をAIに学習させ、新たな音声を公開・利用する各段階で、事前に声優本人の許諾を得なければならないと規定。AIで作成した声の利用は「本人による新たな実演の提供」と同様とし、適切な報酬支払いや、違反時の損害賠償請求を明記した。亡くなった声優らの声を再現する際にも、遺族らの許諾が必須とした。
日俳連常務理事の島田敏さんは「声優らの声を無断で利用することは問題があると啓発していきたい」と話した。