群馬県民の判別方法が話題　上毛カルタの「つ」は何？

　2009年から群馬県で開催されているコスプレイベント「フラパ！」。2020年は6月7日に開催されましたが、他県から来場する人を防ぐ意味も込めて、事前登録の質問に“ある仕掛け”をしました。その仕掛けとは、上毛カルタの「つ」は何？という質問を加えたことでした。

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　「フラパ！」の公式Twitterは6月1日、フラパ！イベントに参加するには事前登録が必要と告知。「事前登録フォームはこちらです」と登録フォームのURLをツイートしました。

　事前登録フォームのサイトには、「今回は緊急事態宣言解除後と言う事で、グンマー（群馬県）境を跨ぐ移動自粛制限と参加人数の事前把握のために、グンマー帝国（群馬県）以外の地域の参加と事前登録の無い方の参加は禁止とさせて頂きます」と記載されていました。

　そこで、群馬県民と他県の参加者を判別するために「フラパ実行委員会」のとった方法が、前述の「上毛カルタの『つ』は何？」という質問を入れることでした。ちなみに上毛カルタとは、群馬を代表する郷土かるた。群馬県の名所旧跡や輩出した人が札になっています。

　フラパ実行委員会のスタッフさんに話を聞くと、「生まれも育ちも、真のグンマー県民であれば上毛カルタは小中学校の必修科目なので必ず覚えて、県の大会もありますよ」と教えてくれました。小中学校の必修科目＆大会まであるとは……。ちなみに、「つ」の正解は「つるまうかたちのぐんまけん」で、全員正解していたとか。 おそるべし、グンマー帝国……。

　さらにフラパ実行委員会のスタッフさんに、「スタッフさんにとって上毛カルタとは？」と質問すると、「私にとって上毛カルタは青春でしたね」と語り、「小学生の私には刺激的な絵が特徴の『世のちり洗う四万温泉』を、いかに早く取るか」と、当時特にこだわった札を教えてくれました。なお、今回の「フラパ！」の事前登録は、ネットでの反響もあり6月5日に終了したそうです。

＜記事化協力＞
群馬のコスプレイベント「フラパ！」公式Twitter（@flapacos）

（佐藤圭亮）