『100日後に死ぬワニ』の“死因”はどうなる? はじめしゃちょーが作者を直撃

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2020年03月13日 11:51  リアルサウンド

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動画サムネイルより

 人気YouTuberのはじめちゃちょーが3月10日、ネットで話題沸騰中の4コマ漫画『100日後に死ぬワニ』の作者に電話インタビューする動画を投稿した。


(参考:ヒカキン&はじめしゃちょーの旅行動画に見る“兄弟感” 2大YouTuberの信頼関係にほっこり


 『100日後に死ぬワニ』は、イラストレーター/漫画家のきくちゆうき氏が昨年12月12日より自身のTwitterアカウントで毎日更新している4コマ漫画。漫画の中で展開されているのは、イマドキの草食系男子然としたワニの何気ない日常。就職する友人をしり目にアルバイトで生計を立て、友人のねずみとゲームを楽しみ、家で一人ぼんやりとテレビを見て、バイト先で働く同僚のワニに思いを寄せるも結局何も言いだせないまま終わるなど、可もなく不可もなくな日々が断片的に描かれている。


 ワニは、100日後に自分が死ぬことを知らない。一方、読者は彼が死ぬことを知っている。1日目から1話ずつ読み進めていくと、Twitterに寄せられたコメントの一つに「ここ最近毎日思う。俺は今何日目なのだろう」とあるように、自然とワニの日常が自分事になる。そして、「漫然と生きていないか?」「悔いのないように毎日を過ごしているか?」といったような、自分への問いかけが始まるのだ。


 そんな不思議な深みのある同作は、回が進むごとに人気が上昇。3月12日現在、死ぬまで「9日」とカウントダウンが始まっており、ネット上では盛んに「どうやって死ぬのか」が議論されている。


 はじめしゃちょーもこの「100日後に死ぬワニ」を1日目から全話愛読しているようで、今回、電話で完全初対面のきくち氏にインタビューを敢行することに。


 はじめしゃちょーが「なぜ『100日後に死ぬワニ』を描こうと思ったんですか?」と直球の質問をぶつけると、きくちは「生きている人は必ずみんな死んじゃうんですよ。たとえば、終わりが100年後の人もいるし、1年後の人もいるし、明日の人もいるし。で、自分がたとえば50年後だとしても、今周りにいる関わっている人がもしかしたら明日、終わっちゃうかもしれない状況の中でみんな今生きているわけで。みんながそう意識すると、意地悪な言葉とかも、悪いこととかもしないようになるんじゃないかなと思って」と語った。


 続けて、「どうしてワニなんですか?」とはじめしゃちょーが聞くと、「強いからワニが良いなと思って。どんな生物でも死んでしまうとか終わりがあるので」ときくち氏。はじめしゃちょーが「めちゃくちゃ(ワニに)愛着が沸いていて。ラインスタンプも買わせてもらいました」と告げると、きくち氏は「あ、うれしいです」と喜んだ。


 さらに、はじめしゃちょーが「意味深なシーンが多くてすべてのシーンに意味があるように感じちゃいます」と感想を述べた。これに対してきくち氏は「読んでくれている人と同じ“ワニの状況”があると思うんですよ。その読者の視点から見て、『この時こうしたら良かったんじゃないかな』とか、その考えるきっかけを作っているので、日々の生活に生かしてくれればなと思います」と説明した。


 なお、きくち氏のお気に入りのキャラクターは「ワニとネズミとモグラ」からなる仲良しの友人3人組とのこと。「はじめしゃちょーさんも『あの人と一緒にいる』『あのチームが好き』とか多分、自分ひとりじゃ成り立たない空間ってあると思うんですよ。その友達だから言葉遣いも荒くなるし、その当人同士でしかわからない言葉のやり取り、空気感があると思うので」と説かれると、はじめしゃちょーは真剣な表情で深くうなづいていた。


 そして最後に、「ずばり聞きます。『100日後に死ぬワニ』はどうやって死にますか?」と核心をつく質問をするも、きくち氏に「それはやっぱり作品を見て欲しいですね」とさらりとかわされたはじめしゃちょー。


 『100日後に死ぬワニ』は3月20日に運命の最終回を迎える。どんなラストを迎えるのか楽しみに待ちたいところだ。


(こじへい)


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