小説家の吉野匠さんが亡くなったことがわかった。「レイン」シリーズを刊行するアルファポリスがホームページで訃報を伝えた。
吉野匠さんは、2000年ごろからファンタジー小説「雨の日に生まれたレイン」を自身のホームページで連載。2005年に「レイン」にタイトルを改めアルファポリスからデビューした。当時は珍しかった単行本サイズのライトノベルとして刊行した「レイン」シリーズは話題となり、現在までに15巻を刊行、累計130万部を突破するヒットシリーズとなっている。
アルファポリスは、吉野さんを偲び「まさに現在興隆を極める Web 発ライトノベル系小説の先駆者というべき存在」とコメント。「このたびの突然の訃報に、編集部もただただ驚き、言葉を失っている状況です。『レイン』をご愛読いただいている方々、吉野匠さんのファンである方々にご報告させていただくとともに、吉野匠さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます」と追悼した。
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