宇多田ヒカル「私はノンバイナリー」、男女どちらでもない性を公表　考えるキッカケに「きっと自分もこれだ」「理解が深まるといい」

歌手の宇多田ヒカルが、自認している性別について男女どちらでもない性「ノンバイナリー」であると公表。宇多田のカミングアウトにより、この性のあり方を初めて知ったという人や、考えるキッカケになったという人からの声がSNSには多数寄せられている。

インスタ生配信番組「ヒカルパイセンに聞け！」26日の配信に宇多田は、親友のクマちゃんとともに登場。背後のソファーに座ったクマちゃんを紹介しながら「彼は男の子でゲイです」「今は6月、私はノンバイナリーです。だから、ハッピープライドマンス」と自然な口調で告げた。さらに、「この数年で知って、あ、それなんだって思ったんだけど、日本でどれくらい広まっている言葉かわからないけど、ノンバイナリーに該当するなというのを最近知ったので」と説明。クマちゃんとの出演について「人類とぬいぐるみ界のみなさんに、愛とサポートを示すために一緒に今日は出ようねということになりました」と、クマちゃんと語らうように話した。

この「男性」「女性」といった枠組みにとらわれない性のあり方を示した宇多田のカミングアウトを受けてTwitterでは、「これでいいのだ 何も人が人たることで何かに縛られなくて良い」「自分らしくが大事」「勇気のある行動」「え、なんか嬉しいな……元気もらえる」といった共感の声などが相次いでいる。このほか、「ノンバイナリー」という言葉を初めて知った人からの「気になって調べてみたのだけど、私、これだと思う」「もしかして私もそれに近いのかな… 」「 きっと自分もこれだ。 なんかすっきりした。 #宇多田ヒカル さんありがとう」といったコメントも多数。そもそもカミングアウトの必要がない普通のこととして認識される社会であることを願う「理解が深まるといいなぁ」「普通に受け入れられるようになるといい」「そんなことがニュースにならない社会は来ないもんかね」といった声も多く寄せられている。